現在は長行西の地名になっています

がかつては能行(ノウギョウ)村でした。
ここの能行の行と長尾村の長で長行

になりました。能行には小倉南区一帯

で盆踊りで踊られる能行口説きという

民謡があります。1番から70数番まで

ある大変な長編です。元になった逸話

はこの村で江戸時代にあった心中事件

が元になったものです。変則拍子のス

テップですが短い動作の繰り返しなのと

リズムに乗りやすいので覚えやすいです

。私の町内でも盆踊りの締めの踊りは

この能行口説きです。能行の集落には

二つの二市一郡のお堂があり一つは能

行集落の入り口近くで八坂神社の裏に

ある68番前札 能行地蔵堂と、このお堂

の前を300m進み左手に能行の公民館、

右側に心中事件の当事者の儀平と千代

の墓所の入り口がありますがその手前を

西側にあれた幅2mほどの小道を50m

進むと民家の横を通る小道の先の藪の

中に68番奥の院 たぶの木地蔵堂がりま

す。この場所はとても分かりにくかったの

ですが三谷昔語りの中の記述で場所を特

定できました。詳しい場所は下の写真で

説明します。

 

 

 

 

68番前札能行の地蔵堂です。この地蔵堂は火除け地蔵菩薩様がご本尊で

火事除けのご利益が高いことで有名です。場所は322号線の長行交差点から

県道63号長行田町線を進み、前回紹介した航空増菩薩堂の先100mぐらい、

安立寺手前を左折して長尾方面へ進みます。八旗神社の前を進みニ差路を

右に進み少し坂を上り車一台が通れる小道を左に入ります。ちょうど八坂

神社の裏手に当たり、道の右側にあるお堂が能行の地蔵堂です。

 

 

 

68番能行たぶのき地蔵堂です。右に見える太い樹木が名前の由来になった

たぶのきです。藪の中にあるせいか落ち葉に埋もれて荒れた感じになっています。

 

 

 

たぶの木地蔵堂は大変わかりにくい場所にあります。

私も一度では見つけられず困っていたら三谷昔ばなし

の中に記述があり場所を特定できました。

 

 

68番前札の地蔵堂の前をずっと進むと右手に長行西の小さい広場の公園があります。

更に道なりに進むとやがて写真のように左手に能行の公民館があります。

 

 

 

能行公民館の手前を右の山の中へ続く道がありこれを進みます。

先にある民家の前まで進みます。

 

 

 

民家の横の湿地帯の中の小道を北向きに進むと正面に

竹藪があります

 

 

 

竹藪の向こうにたぶのきの地蔵堂があります。手すりの階段を上ります。