呼野町内は小森の隣で田川郡と境を

接する東谷の最南部です。古くから金

鉱山銅鉱山など鉱山で栄えた集落で

昭和に入ってからは平尾台の石灰岩

採掘、セメント生産などで発展しました。

集落の氏神様は大山祇の神様で鉱山

関係の守り神と言われています。境内

には幹回り5mを超す大銀杏がご神木

で歴史の古さを物語っています。呼野

の大師講のお堂は大泉寺と上呼野の

旭堂のの二か所です。大泉寺は上呼野

の踏切のすぐ横にあります。江戸時代

に集落の灌漑用の堤を平尾台の麓に築

いたとき難工事で村のお糸さんが人柱に

なり何とか完成したと言い伝えられてい

ます。大泉寺では今も8月24日に近い

土曜日にお糸祭りとして盆踊りでご供

養されています。この大泉寺には19

番奥の院のお堂があります。もう一か

所は旧322号線の上呼野の先を金辺

峠方向に進むと右側の崖地にお堂が

あります。道路からもよく見えるので

わかりやすいと思います。こちらは旭堂

です。呼野には他にもう2か所二市一

郡新四国霊場を示す看板はかかってい

ませんがそれらしきお堂があります。

こちらは次回紹介します。


 

 

 

呼野の大泉寺のお堂です。お堂は境内本堂の正面にあります。

 

 

 

大泉寺は上呼野の踏切を渡ったすぐ横にあります

 

 

 

 

 

 

 

第65番前札呼野旭堂は旧322号線を金辺峠方面へ上呼野の踏切から数百メートル

すすむと右側の崖地に作られています。道路沿いなので見つけやすいです。

ご本尊は弘法大師です。