今日は珍しく奥さんから咳止めの薬草
はないのか?との相談がありました。
私は医師でも薬剤師でもないので診断
や薬の調合はしませんが、ネットの情報
を一緒に調べ自己責任で判断してもら
いました。長引く空咳には漢方の麦門冬
湯が風邪症状の痰が絡む咳込むときは
五虎湯が自分の経験からよく効きまし
が奥さんの場合は身近な野草でお茶に
しました。使う材料はオオバコの葉と
ビワの葉です。オオバコの葉は車前草
(シャゼンソウ)という生薬に使われビ
ワの葉は医王樹鳥屋ばれる古くから
の有名な民間伝承薬として利用され
ています。今回はこの二つに飲み易く
するためにミント系のレモンバームを
加えました。オオバコもビワも鎮咳の
効能に期待していますが、お茶にする
には2週間ぐらい陰干ししてドライにし
たものを使いますが今回は時間もない
ので鍋で弱火の乾煎りして速乾させた
ものを使います。庭に夏ミカン系の柑橘
が三本ありますが、今の時期は白い花
の開花期でとても良い香りが一日中し
ます。一昨年はこの香りを移したフロー
ラル紅茶を作ってみましたが、残念なが
らフレッシュな柑橘の香りを紅茶葉に
移すのはもう一つうまくいきませんでした
。開花直前の蕾を乾燥させましたが期待
した用にはならなかったので、この香り
は庭散歩で楽しむことにします。柑橘は
花の芳香良し、実も美味しい、ジュースも
美味しいと庭に一本あると周年楽しめる
ので重宝します。
今回のメインの薬草のオオバコです。
こちらは庭にあるビワの木です。昔はもう2,3本ありましたが
今かこれ一本が残っています。東谷地域は旧東谷村時代に
ビワの栽培が奨励されたので今も多くの株が残っています。
オオバコの若葉を摘みました。乾燥させた葉は車前葉と呼ばれる
漢方生薬です。
こちらはビワの葉です。これも民間伝承薬として古くから用いられていました。
本来は10日から2週間ほどかんそうさせますが今回は急いだので一日
乾燥させた後は乾煎りして乾燥させます。
フライパンで焦げないように乾燥させます
細かく刻んで出来上がりです。飲み易くするためにレモンバームを加えています。