木下の本村は小森と並んで東谷有数
の立派な農家さんが多い集落です。
木下町内は東谷の中央に位置し東谷
川の両岸に広い田畑を持つ農家さん
が多く今でも大きな造りの家々が集ま
っています。本村のお堂は集落の山
側を通る旧322号線の上をまたぐ日田
彦山線の鉄橋の西側の小高い丘にあ
ります。この場所は本村集落の墓地に
なっています。このお堂のある丘の南
側が亀甲の集落になります。亀甲の西
側の山は道原の鱒渕ダム付近まで深
い山並みが続いています。中世には亀
甲の奥の山に中世山城の木下城があ
りました。麓の亀甲集落は当時城主だ
った中世豪族の小野田氏の居館があ
った場所で中世武家集落の威光が残っ
た場所です。この辺りのいきさつは三谷
昔語りに詳しいのでそのうちにご紹介し
たいと思います。なお当時の城主だった
小野田氏の子孫の方が亀甲と市丸集落
の境に現在もいらっしゃいます。
亀甲のお堂は旧322号線沿いの田川
方面に向かって右側にあり近くには旭
保育園があります。このお堂は個人宅
所有のお堂ですが旧国道に面している
のでどなたでも拝観が可能です。因み
に本村のお堂も個人宅のお堂も札所
番号なしです。
木下の本村のお堂です
ご本尊は清不動明王様です
本村のお堂前からの風景です。赤い石州瓦の立派なお宅が多いです
木下とと市丸の境にある個人宅所有のお堂です。旧322号線沿いなので
どなたでも拝観できます
ご本尊は馬頭観世音菩薩様です