私の家とその周辺には古くからのお茶

の木が残っており毎年この茶葉を使って
お茶を作っています。だいたい、夏まで

は紅茶を作り秋から冬にかけて焙じ番

茶を作ることが多いのですが、春の一

番新芽は煎茶にします。例年だと5月

のGW前半に伸びた新芽の先端の一

茎二葉を摘み取ります。摘み取った茶

葉は軽く水洗いして蒸し器で蒸して、灰

汁を絞ったあとフライパンで加熱して乾

燥させた深煎り釜炒り茶です。今回は

うっかり少し長く蒸し過ぎたみたいで鮮

やかな緑色の蒸した葉で止めるつもり

が少しくすんだ灰緑色になってしまいま

した。この後強く絞って余分な灰汁を絞

り出します。最後はフライパンで焦げな

いように加熱しながら水分を飛ばして乾

燥させて出来上がりです、出来上がった

煎茶は狙った新緑の色より少し黄色が

かった色でしたが味は新茶のスッキリし

た香りと味で満足のいく出来でした。

茶摘みからできたお茶を淹れるまで3時

間でした。本当は今回からお茶作りのワ

ークショップを始めるつもりでしたが北九

州市もまだコロナが治まりきらないので

当面延期せざるを得ません。それまでは

ちゃんとした開催は無理ですがトライアル

のコースとして可能なので、興味のある

方はブログのオーナーメッセージでご相

談ください。

 

 

 

摘みごろの一茎二葉の新芽が伸びてきました。例年より10日ほど早い

展開です。

 

 

 

 

今回摘み取った茶葉です。

 

 

 

大きめのフライパンに茶葉を乗せた蒸し器を入れます。より

簡単にするには少量の場合はラップを被せてレンジで加熱します。

 

 

 

 

フライパンに水を張って加熱しますが、ついうっかり時間を加えすぎました。

茶葉が半分黄色くなりかけました。まあ、今回は深蒸し茶ということでこれで良しとします。

 

 

 

蒸した茶葉を絞り余分な灰汁を絞り出してフライパンで加熱して

乾燥させます。

 

 

 

カリカリに乾燥したら出来上がりです。

 

 

 

早速淹れてみました。少し黄色みが強めに出ました。もう少し

新緑の色にしたかったのですが蒸し時間が少し長かったようです。

色の割には渋みはなくすっきりとした新茶の香りが引き立ちます。