私たちが普段目にするキクの花はイエギク

という野生種のシマカンギクとチョウセン

ノギクの交雑種が元と言われています。

これを元に各種の品種に分化していき

ました。現在はわが国だけでなく、ヨーロ

ッパに渡りスプレーマムなどが里帰りし

ています。わが国では江戸期に大繁栄

して伝統栽培植物として大いに栄えまし

た。現在も全国的な品評会が各地で秋

の風物詩になっています。私はどちらか

というと豪華な菊花より一重の小輪の野

生種に心惹かれます。全国的には黄花

のシマカンギクや白花のノジギクが目に

つきやすい種類ですが私の所では黄色

のシマカンギクが多いのですがそれでも

私の周辺ではどこでも見かけるというよ

りむしろ少なくなっていると感じます。

菊の花は蕾から開花しかけたころのもの

は菊花(キクカ)という漢方の生薬で主に

神経痛などの痛みを軽減するという事で

メナモミとともに痛風の薬草として利用し

たいと思っています。



 

 

上の写真は先日ハマダイコンを採取した岩屋海岸のシマカンギクで11月半ばの頃です