秋のヒッツキムシと呼んでいたオナモミが
家の近くにと群生していました。子供の頃
はこの実を採取して投げ合って遊んでい
ました。今見ることのできるオナモミはオオ
ナモミと言い北米原産の帰化植物です。
国産のオナモミはオオオナモミに駆逐され
て今や絶滅危惧種状態だそうです。実は
メナモミもそうですがこのオナモミも生薬
として利用できます。漢方では蒼耳子
(ソウジシ)といいます。葉や茎も乾燥さ
せて使えます。効能は動脈硬化予防や
解熱・消炎にいいそうです。特に実には
リノール酸を多く含み中国ではこの実か
ら油を搾り利用しているそうです。今年
初めて採取したのでどんな味や効果が
あるのかわかりませんが乾燥させたら
使ってみたいと思います。ただし、ネット
によると若い葉や実には若干の毒成分
を含むそうなので百草茶用に他の野草
とのMIXには使用しません。
ただし、漢方の生薬の一つ、ブス(附子)
の原料はトリカブトですし昔から薬と毒は
紙一重と言いますから蒼耳子を適量、自
己責任で使う分には差し支えないと考え
薬草に詳しくない方は利用を控えた方が
無難かと思います。
結果や感想はまた別で記事にします。
自生している(オオ)オナモミです。
こちらは葉の部分です
こちらは実(ソウジシ)です。どちらも乾燥させて使います