骨折日記もいよいよ最終回です。最後は治療期間中に利用した
薬の関係です。普通の鎮痛消炎の湿布薬のほかに漢方薬も
試しました。医師の判断ではなく私自身の自己責任での使用なので
これが本当に効いたのかどうかは第三者的には判断できませんが
私的には十分満足な結果でした。
3-1(鎮痛)
急性期 骨折直後から早くて3,4日
長いと1週間は急性期で患部が発熱した
り痛みが出たりします。患部はシーネなど
で固定されているので湿布などはできま
せん。痛みがひどい時はロキソニンなど
の鎮痛、消炎効果のある錠剤が病院か
ら処方されました。私の場合、錠剤を骨
折直後に二晩使用しました。その後一か
月して散歩リハビリを始めてからは張る
タイプの湿布薬を樟脳チンキと併用し
ました。
3-2(骨砕補)
骨折後一週間から10日すると毎日、
固定具シーネの包帯を取り替えれるので
張り付ける湿布剤を使いました。湿布す
ることで腫れを軽減できました。
この時期から骨砕補という漢方薬を使い
ました。中国南部に自生するハカマウラ
ボシという野生のシダの全草をドライにし
たものを煎じてその煎じ液を毎日飲用し
ました。ハカウラボシには骨の再生を促
進する効能が知られています。また骨
の再生には腎臓の働きが深く関与して
いるのでヨモギやドクダミの野草茶と合
わせて使いました。本来は医師か漢方
薬局などで相談すべきですが、医師の
先生が漢方に関心がなさそうだったの
と、特にほかの薬を使用していることも
なかったので、自己責任で良く調べて、
納得できたのでネットで取り寄せて使い
ました。私は自己責任で他の方には
相談せずに使いましたが、このブログ
を読んで関心を持った方は是非、理解
のある医師に相談するか、漢方医に相談
するのをお勧めします。
骨砕補はお茶だと成分が抽出しにくいので利用の際は10分ほど煎じるのがお薦めです
骨砕補単独では少し飲みにくかったので自家製の野草茶とブレンドにして飲みました。
3-3(樟脳チンキ)
最近の貼る湿布薬はとても良く効き、急性
期の痛みや炎症を鎮める効果は抜群です。
ただし、慢性の関節痛や神経痛、拘縮によ
る麻痺などには一時期的な効果しかない
ようです。それで我が家の家伝薬である樟
脳チンキを塗布することにしました。樟脳
には血行促進と消炎効果があり筋肉痛や
関節痛に我が家では昔から使っていました。
樟脳チンキの効能についてはネットで調べ
るとたくさん出てきますが、その使用はあく
までも自己責任です。樟脳はネットで天然
樟脳を購入しました。余談ですが樟脳チン
キの効能を調べていたら鹿児島の製薬会
社で丸一製薬さんの本常盤白紅という樟脳
精を主成分にした医薬品がありました。
確かな製品なのでこちらを利用するのも手で
す。
私の樟脳チンキは即効性はあまりありませ
んが長い目で見たいと思います。
我が家の家伝薬、樟脳チンキです。天然樟脳をエタノールに溶かしたものです。
途中から唐辛子、和ハッカを加えよりバージョンアップさせました。
3-4(疎経活血湯ソケイカッケツトウ)
疎経活血湯は17種類の生薬を配合した漢方薬で血液循環や水分代謝を
活性化してくれる漢方薬です。痛散効果のある生薬、血液循環を改善する
生薬、水分代謝を改善する生薬を組み合わせることで関節痛、神経痛
しびれ、ツッパリの違和感改善に効果が期待できます。今の私の
状況にぴったりだったのでネットで購入して自己責任で使用しました。
本来は保険適合漢方薬なので漢方に理解のあるドクターなら相談すれば
保険適用で処方箋を出してくれる場合もあるのでドクターにご相談することを
お薦めします。効能としては使用した翌日から足首の冷え感がなくなり
数日で痛みも軽減してきました。拘縮によるしびれ感も10日もすれば
随分軽くなり、2週間使用しておかげで骨折後60日余りで完治しました。
まだ若干の痛みがあるのでもう、20日ほど服用を続けます。
下半身の血行と滞水を改善し痛みを軽減させる効果があります。
私には大変良く効きました。