近くの裏山の杉林に野生の茶の木が自生して
いる場所があります。現在は杉が植林されて
いますがかつて60年以上前は棚田もしくは畑
だった場所です。上段から下段まで5枚の棚
になっていますが、この場所はいわゆる扇状
地で砂利や小石が多く石原町の由来にもな
っているようです。なので水はけは良いもの
の保水力は小さく畑地だったのではないかと
思っています。私が8歳の時に越してきたとき
は敷地の中に陸稲が生えていたのを確かに
記憶しています。野生の茶の木は現在の杉
の植林地の上段との境の石組に沿って生え
ています。かつて茶の木が植えてあったと
推測できます。今のものはその当時の子孫
のようです。現在は杉の木の影響で日照も
少なく茶葉一枚一枚は光合成を求めて葉
が大きく成長しています。茶葉の味としては
大味な気がしますが量が稼げるので番茶に
は向いています。
かつて棚地だった場所石組の後に沿って茶の木が生えています。(画面左の藪みたいなところ)
こんなふうに自生して育っています。日照の少ない林間なので葉が大きめに育っています。