北九州市戸畑区の戸畑警察署の横を流れる

天籟寺川に架かる橋の欄干に馬のブロンズ像

が置かれており以前から気になっていました。
橋のたもとに説明書きによると、この橋から南

側の丘陵地一帯は牧山とよばれ、古くから馬の

産地だったそうです。鎌倉時代初期には源頼

朝の愛馬もここの産だったそうです。その後も

江戸時代まで牧場として歴史を刻んでいきま

す。ところでここからは私、個人の考察ですが
牧山の牧場としての歴史はもっと古くさかのぼ

るのではないかと思っています。牧山のように

丘陵地が海岸に迫っている場所で宗像から
津屋崎にかけても同じような地形があり、そこ

では弥生時代後期から古墳時代にかけて軍馬

が生産されていました。当時響灘から玄界灘
沿いの古代豪族の領地で軍馬の生産拠点が

点在していたのではないかと思っています。

 

 

 

御馬橋のブロンズ像です。

 

 

 

古い橋柱と由来書きです

 

 

 

南側の丘陵地です。この辺りが牧場だったと思われます