夾竹桃は昭和の40年代ごろから道路街路樹や学校

や公共施設の植樹として多く使われてきました。暑さ

や寒さに強く排ガスなどに強い性質であった為です。

ところがこの植物は大変な猛毒を全身(根、幹、枝、

葉に)もっていて飼料に混ざった葉を食べた家畜が

中毒を起こし死亡したりしています。
また剪定した枝葉を焼却すると煙に毒が混じり吸

い込んだ人が中毒をおこし重体になった例もありま

す。毒性は青酸カリ以上とも言われトリカブト並みの

毒性があります。人の死亡事故も報告されています。

ボランティア清掃などで夾竹桃街路樹を切ってしまう

と後始末が大変です。伐採や剪定をする時は必ず

専門業者に依頼し適切な後処理をする必要がありま

す。トリカブトなどは珍しい植物でそうめったに目に

するものでもないですが夾竹桃は身近にあるだけ

に要注意です。

 

 
じりじりと照り付ける日差しの中でも生き生きと咲いている
様子は見事ですが剪定処理は要注意です。
落ち葉の腐葉土にも毒性が残るほどです。