3,4日前、夕方にやってるテレ東の「よじごじ」という番組を観てたら、横浜には神奈川県庁、横浜税関、横浜開港記念館の上にそれぞれ「キング」「クイーン」「ジャック」と呼ばれる塔が立ってるが、その中で一番高い塔はどれでしょう?って問題が出て、わざわざ問題にするくらいだからキングじゃないなと思った通りに正解はクイーン。
当時の税関長の「国の建物が県の建物より低いとは何事か」という言葉で急遽47mから51mに高さを伸ばしたといって、建物の他の部分の高さを削り塔を伸ばす建築費を捻出したんだと・・・
その時に、今日の土曜日に 横浜税関の本館庁舎を無料公開、しかも予約もいらんと聞き、ヒマなじーさんとしては行くよな。
三塔を一日で巡ると願いが叶うという「横浜三塔物語」の伝説を少しだけ信じて、横浜開港記念会館ジャックの塔を見て、
神奈川県庁のキングの塔をぐるっと巡って、
お目当ての横浜税関。
たしかにそう言われりゃ向こうの「キング」より高く見える?
皆さん良く知っていて、結構な人が訪れていて、
入口を入ると、どれがニセモノ?
全部かよ!
全部押収品だな。
蝶、象牙、トラ、ワシントン条約に触れるものもダメ。
岩をくりぬいて麻薬を運んじゃもっとダメだろ。
地下に隠してもアカン。
ヤバイのもダメ。
麻薬探知犬は スゴイ勢いで、アブナイものが隠してあるダンボールを探り当て、
7階の展望台に上がると、この前の花火の時に停泊していた飛鳥Ⅲがまだいる。
赤レンガ方面も見渡せて、ここなら花火見物には特等席だな。
7階のグッズ売り場は大人気、ずら~っと列ができていて スリクソンのゴルフボールもヨコメでにらんだだけ。
3階に下りると、応接室の壁に歴代の税関長の写真があり、作家の有島武郎の父も税関長を勤めたらしい。
奥の部屋は旧税関長室。
税関長の椅子に座って記念撮影ができる撮影スポットになっていて、変わりばんこに撮ってるスキマの一発。
昔の税関長の遺族が寄贈したという大礼服は、金糸で縫われていて超豪華、アノころの地位が偲ばれるな。
終戦の一時期、GHQに接収されマッカーサーも執務したという机が残っていて、ヨコに立っていた制服を着た年配の係官に
”これですか?マッカーサーが使った机というのは”と聞くと、
「背が高かったから、きっとこの上に足を乗せてたんでしょうね~」
ホントだな。
税関だから麻薬がどこに隠してあるとかイメージを働かせるのは大事だけど、証拠もないのにそんなこと言っていいのか?
というのは冗談で、こっちもタダで入っておいて文句を言えたギリじゃない。
1階まで降りる階段の手すりもフロアも、歴史を感じさせるもの。
さて、ほんものはグッチだ?クイズ。
シロイクロイ。
みなさんもイザと言うときには、この覚えやすい番号に・・・