GWの最中と言っても天皇誕生日の午後の東名はスイスイ。もっとも子供のクルマのヨコに座ってノ~ガキを垂れながらエサ屋に寄り伊豆の付け根の多比トンネルをくぐって右折し 今夜は素泊まりの釣り宿で一泊。
宿の1階が食堂になっていて ここにくると毎回金目の煮たやつだけど、子供がお品書きを見ながらカサゴのカラ揚げも食いたい?
2つ頼むか?というところを女将が 「大きいのを一つ用意しましょうか?」
金目を煮てカラ揚げを作るまで壁にはってある色紙を眺めてると吉田類のがあり、ここ来たの?近くに百低山があるのかな?
と聞くと
「発端丈山(ほったんじょうさん)というのがあって、そこに登った帰りに寄ってくださいました。いらっしゃったのは去年の暮れでしたけど、放送は先週やってましたよ。」
それは見損なったな~。ダレと一緒だった?
「市毛良枝さんです。トナリの色紙がそうです」
アレはしょっちゅやってるから再放送見なくちゃな。
金目の奥に写ってるカサゴはびっくりするほどの大物で、子供が箸で持ち上げてる背骨を挟んで2等分。
まだ陽が落ちない海辺に出ると、サギが光りの道に立ってポーズをとり、
オムスビのようなカッコの淡島の右手に富士山が見える。
上に見えるのは三日月?
細っせェな。
眉月とはよく言ったもんだ。
昨日の朝は4時起きし、コンビニで一日分の食料と水分を調達して10分も走れば釣り場到着。
長靴を履いた女将に「久しぶりですね~」と言われても、一年に一回しか来ないからな。
去年は子供が60cmの真鯛を釣り上げたけどリリース。
今年は、臓物を取っちゃえば持ち帰ってもいいんじゃないか?刺身うまいぞ、と皮算用してクーラーに氷も用意。
富士山は今朝も姿を見せてくれて、静かな海だな。
早速来たよ、サバ?
いいよ、帰ってでかいの連れて来い!
子供にカサゴ。
昨日食ったのの10分の1くらいだな。
ボートを繋いでる後ろの生簀には真鯛がウヨウヨいて、こっちに竿を出せば入れ食いだぞ。
カモメ。
群れてるサバが落とした団子を追いかけて突っつきまわし、底に着く前に割られて釣りにならんだろ!
しかも竿を上げてる最中の空針にも食いついて始末におえん。
しかし釣れませんね~。
キタッ!
そりゃエイだよ。
オレが直前にかけたのと一緒の引き。
そこそこの黒鯛が来たと、中層まで巻き上げてきたらいきなり下に突っ込んでなんだ?
リールがスゴイ勢いで空回りして ヨコから子供がエイだ、エイだ 糸切ったほうがいいよ。姿をみることもなくサヨナラしたけど、まあオレのは大物のクロダイで子供のはエイだったな。
富士にはフワトロの杏仁豆腐が良く似合う。
またサバ。
タモ要らん。
結局朝の5時からボートを返す制限時間一ぱいの4時まで糸を垂らしたが、残ったものは日焼けだけ。
帰ってきたらピリピリして、ヒザ小僧とスネは出したまま風呂に浸かったからな。