アチコチで大雪のニュースが流れても、ヨコハマは暖かく晴れて沈丁花が咲き出した。
まだ咲き初めでよほど近づかないと香りもしないが、これが咲くんならと、オニシバリを植えたところを見に行くと、
咲いてるよ。
同じ十字の形をした沈丁花科の花で、黄緑色をしていて樹皮が硬く鬼でも縛れるくらいというところから名前が付けられたという。
何年か前に、丹沢で道迷いして崖で滑った時に掴んで、そのままなにかの縁と持ち帰ってきたヤツだ。
パチパチ写真を撮っていると、「ヒマなら三渓園に梅でも観に行って来たら?」
つまり、どこかへ行って昼飯を食べて来いと同意語・・・
ムスメにスマホにグーグルマップを入れてもらったことだし、
桜木町からバスに乗って本牧で降りればもうオナカが空いてきて、前に食べたことのある中国料理屋さんを見ると準備中の札。
それでもと、ちょっと中を覗いたら自動ドアが開いてしまい、「少しお待ちいただければど~ぞ。」
甘酸っぱさの丁度良い酢豚ランチを食って、
三渓園入場。横浜在住65歳以上は700円。
年間パスポート2000円。
梅の時期と紅葉の時の2回しか来ないから、年間パスポートはいらんな。
三重の塔をバックに、梅。
竹やぶのバックも
青空のバックも良い。
梅にメジロ。
おなか一杯だし、三重の塔の上のほうまで上らずに帰るか・・・
池の周りを一周しながら、原三渓も金に飽かせてあちこちから建物を集め、こんなスゴイ庭を作って、いや 昔の権力者や金持ちだってみな同じか・・・オレたちはそれを見て楽しませてもらってるんだから そりゃなんとかのヒガミってもんだな。
サイゴのところでオバサン達が大きな池の反対側にスマホを向けて騒いでいる。
そちらに目を向ければ いるよ~、カワセミ。
いつだったか、前に来た時もいたな。
「なんていう鳥?」と聞かれて カワセミですよ!
三脚持ってくればよかった、と思う先から、
行った!
ジャボンッ、と飛び込んで、
なにか咥えてる。
じ~っと水面を見詰めて、
また行った!
今度は失敗?
あちこちから4度も、5度も飛び込んで、こっちは手持ちのカメラで右往左往。
しかし狩りの成功率は低そうだな。
全部成功してたら、おなか一杯だろ。
オレがフェアウエーを捕らえる率のほうが高そうと思いながら、
こんなにカワセミを見ることができるんなら、年間パスポートを買って通うかな。
三脚は不要のサギとカモも一応押さえ、雪、桜、梅って、順序が少し違う気もするけど、酢豚がうまかったから許すか。