つい3日前に見た雪景色がウソみたいに ヨコハマじゃ梅が咲き始め、
ビオラは鉢からあふれんばかりにこんもり、春も もうそこまで来てるな。
キュンパス=1万円JR東日本一日乗り放題切符の発売初日、念願だった青森の三内丸山遺跡の雪景色に立つ丸太のやぐらを見てから、荒天で運行中止の五能線をあきらめ、雪道をびっくりするようなスピードで走るバスに乗って五所川原駅着。
太宰の生家のある金木駅までの津軽鉄道の往復切符を買い、斜陽館で大昔に泊まった部屋を覗いたあとで やっぱりここまで来たのなら学生時代に見た文学碑も眺めたいと、次の芦野公園駅まで歩き。
地吹雪のような足元に雪混じりの風が吹きつける道は人っ子一人見当たらず、3台のクルマに手を挙げて停まってもらって道を聞きながら辿り着いた碑は こんな形だったか?
イメージじゃ柱状節理というかアコーディオンのようなギザギザのある形だったけどな~、もしかして建て直したのかも・・・と帰ってきてから調べたら昭和40年建立?オレが行ったのは42,3年ごろだから なんだアレで間違いないんだ、先ず自分を疑えってことだな。
ついでに見た太宰の銅像は、平成になってから建てられたらしい。
芦野公園駅の赤い屋根の喫茶店の名前は「駅舎」、旧駅舎を利用して、切符販売も代行してるという。
コーヒーを飲んだあと 五所川原ー金木間の往復切符しか持ってないから 金木までの切符を買って、
地吹雪もおさまり、少し陽がさしてきた景色を見ながら まてよ 切符は、今時珍しい硬券だし、出る時に往復切符だけ出して、こっちは記念に持ち帰ろうか・・・
金木駅に着くと、運転手さんが自ら切符の点検?
5,6人の乗客のサイゴに 往復切符を出して降りると じ~っと切符を見ながら
「お客さん、芦野公園からじゃ・・・?」
バレてんじゃん、さすがダテに運転手をやってないな。
あわててあそこで買った切符も取り出して見せたが、全部お持ち帰りオッケー?
なんだよ、それなら先に言ってよ。
もう50年以上前に訪ねたのは、今回とは違い夏の終わりのころ。
あの時の帰りに見た日本海はどんよりとして、夏でもこんなんかと思ったけど、どこを通って帰って来たかは記憶にない。
さあ雪景色は見たし、次は桜だな。