昨晩、ヨコハマの大桟橋をクジラが泳ぐというので出かけようとしたが 駐車料金用の小銭がない。
ナニはイヌのサンポに出かけているので、ビンに500円玉を溜め込んでる小4のマゴに 金、貸してくれ!
「いくらだよ。」
2000円か・・いや念のため3000円。利子払うから。
「利子ってなんだよ!」
利子、知らね~のかよ。お金貸してもらった時にお礼にあげるお金のことだよ。
「今時の子供は そんなの知らないよ」
なにが今時だ!
2回も数えなおして500円玉を6個出したところにナニが帰ってきて
よしなさいよ、マゴに借りるなんて、と自分の財布から千円札を取り出し、じゃあとマゴに500円玉を返そうとすれば「利子!」
しっかりしてやがんなと100円玉を渡して、5分で100円かよ。いい商売だな。
暮れなずむ大桟橋の上にゆくと、ウッドデッキの周りを観客がぐるっと取り囲み、すぐにプロジェクションマッピングの始まり。
軽快な音楽が流れる中、通称クジラの背中と呼ばれる階段状になった底を光りの渦が流れて
向こうには横浜港の海、こちらは海の中を覗き込むような感じ・・・
来た!
お目当てのクジラがゆっくりと泳いで・・・サメじゃないよなクジラだよな。
オ~~、いいね~。
グ~っとアタマを上げて近づき、
目の前をよこぎって、
やがて海の底に消えてゆくという物語?
林立するビル群のミナトミライの夜景は輝きを増し、
ほんの5分のショーだけど十分に満足して振り返れば、
マリンタワーは オレもいるぞと存在感を示し、空には昨日より一日分太めの眉の三日月と金星が見えて、駐車料金は500円・・・アッ600円か。