もう10月だぞ。
お彼岸はとっくに過ぎたというのに オクテのヒガンバナがまだ咲いている。
ヤブランはますます花の色の濃さを増して
やっと涼しく寝られるようになってきた。
コムラサキシキブの実がびっしりと付いて、いずれ鳥たちのエサ。
ハギのピンクの花が咲いて やっぱり秋だな。
朝からの台風の余波のような細かい雨にツユクサが濡れて、
月草に衣は摺(す)らむ朝露に濡れての後はうつろひぬとも
(詠み人知らず 万葉集 巻七)
ツユクサにはたくさんの別名があるようだが、一番有名なのはツキクサ。衣服や和紙に花をすりつけて、青色の染料に使ったので「着き草」と呼ばれ、万葉集では「月草」。すぐに退色するので、移ろいやすい人の心を象徴してるって・・・
ツユクサの青に衣を染めよう(あなたを受け入れよう)、たとえ、あなたのココロがすぐに移ろってしまうとわかってはいても・・・
さ、今日はおとなしくじっとして 明日は温泉に入るのを愉しみに山に登ってくるぞ~!