NHKBSで「いちご白書」をやっていて、映画自体はまあ あんなもんだけど この主題歌の「サークル・ゲーム」はすっごく印象深い。

京都の学生時代、通っていた教会の英会話教室でクリスマス会をやることになり 我々のクラスも、聖心女子大出の先生の 元お公家さんの家か?というようなでっかい家に集まり ピアノの置いてある部屋で歌の練習。一応みんなアチラ風の名前を付けて、ジェニファーは結婚が決まっていて卒業と同時にダンナのいるマレーシアに行くことになっていた。クリスマス会でやる予定の「花はどこに行った」を何度も練習し、その合間に女性たちが歌っていたのが当時流行っていたこの曲だった。

映画の冒頭で流れてきたこの曲にあの頃のことが思い出され、さいごの♪サークルゲームというところを サコーゲームと歌うジェニファーの高い声が耳に残ってるな。

 

 

学生運動華やかなりしあのころ、同じ下宿で土佐から来ていた藤原は、コッペパンを食いながら麻雀をしていて四暗刻を積もり「フニョニョ~イ」。

本人は「積もった~」と言ってるつもりだったんだろうけど、パンを咥えたまましゃべるな。それからフニョニョイに名前が変わり、ある晩 学生達のデモを見物に行き警察隊に石を投げたといって捕まり、手を見せたところ泥が付いてたのでそのまま御用。差し入れに来たホンモノにオルグされてから、闘士になってしまった。

 

岡山のションは007のショーン・コネリーに似てたからついたあだ名。

アナウンサー志望で ちょっと聞いてくれと言って読んだテキストは岡山なまり。岡山の地方局を受けろよって・・・

いいオトコだったので呉服屋のムスメに捕まって養子に行く?「あんた長男なのにいいのか?」と聞いても仕方なさそうに笑ってた。

同じ岡山出身のツトムの結婚式の司会を務め、終わってから緊張が解けたのか酒をイッキ飲みし、グデグデに酔っ払ってちょっと気が弱いところがあったけど、呉服屋のオヤジになってしばらくは賀状のやりとりをしてたが、今はどうしてるのやら。

 

 

みんなにあだ名を付けるのが得意だったツトムが問題児。京都某産業大学の憲法の試験で 問題がわからずに「大日本帝国憲法万歳」と書いて通ったといばってた。京都岩倉では知らないのはいないというくらい麻雀が強かったが引きも強く、ツトムの下宿の一人が皆に金を借りまくってトンズラしたときに、ツトムだけがヤツに金を借りてたという・・・

ツトムとは妙に気が合ってたが、モコという彼女ができ 故郷に帰って雀荘をやると中途退学。ションが司会した後楽園の中でやった結婚式にはみんなで押しかけたけど、時が来てそれぞれに就職し 全国あちこちにバラバラに散っていったな。

 

 

それから数年後、モコから電話があって「ツトムがおらんようになった。そちらに行ってないか?」

いなくなってからもう半年、どうも他の女と一緒のようだというので オレもツテを頼って探しあてれば大阪でダンスの教師をしていた。

 ”モコのところに帰ったらんか”

「ウ~ん。こっちにもこっちの生活があるしな~」

それを聞いちゃ それ以上はなにもいえずに電話を切ったが、いまじゃ誰とも連絡が取れず・・・

      
              

 ♪ 
And the seasons, they go round and round
   And the painted ponies go up and down
   We’re captive on the carousel of time
   We can’t return
   We can only look behind from where we came
   And go round and round and round
   In the circle game

 

 ♪ それから季節は巡り巡って

   ペンキで塗られた木馬は上がったり下がったり

   私たちは時の回転木馬のとりこ

   もう後には戻れない

   これまで来た道を振り返る事だけ

   そしてまた時の流れのゲームの中を 

   廻り続ける

 

 

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