3時に神主さんが来るからそれまでに来てくれと言われていた信州の叔父の初盆に行く前に、ノロノロ台風のお陰で午前中はA予報のテンクラを信じて宝剣岳に登ろうと、昨日14日の朝四時前に家を出たが、厚木から八王子に抜けた途端の土砂降り。

 

ラジオからもこの辺の大雨注意報が聞こえてきて 50km規制だとヨケイなシンパイをされなくても 前のクルマのボンヤリと見えるテールランプだけを必死に見つめてノロノロとハンドルにしがみつき 時々バシャーンとスゴイ水しぶきを上げながら甲府を過ぎる頃に、やっと青空も見え今までの遅れを取り戻しながら 菅の台バスセンター6時15分発のバスに乗り込めば、

 

 

 

 

駒ヶ根橋を渡る車窓から 宝剣の姿が拝めて バスとロープウエー1時間で千畳敷 そこから2時間で頂上。

往復6時間と見て、まあ1時まで降りてくりゃ温泉に入ってから駆けつけても間に合うだろ、というトラヌタヌキの皮算用。

 

 

 

 

予定通りの7時発のロープウエーで千畳敷まで上がると、なんだよ!

向こうにドーンと見えるハズの宝剣は雲の中。

 

 

 

ヤマハハコ。

テンションだだ下がりだけど、行くしかないしな。

 

 

 

ミヤマアキノキリンソウ

 

 

 

しかし この霧はまいったな~。

長袖のシャツを着て、その上にダウンのベスト。年よりは身体を冷やさないように・・・

 

 

 

黙々と登っていて ふと目を上げると 青空が見える。

 

 

 

振り返ると、ロープウエーの小屋の向こうにも スキマができて いいぞ!

 

 

 

もう綿毛のチングルマに

 

 

 

ウサギギク

 

 

 

ウメバチソウ?

 

 

 

見上げればまた雲ってきてるし、下のロープウエー駅からは、

「徐々に台風の影響が出始めています。これから運転を見合わせることもありますから十分にご注意下さい」

ココロが折れるようなアナウンスが聞こえてきて、どうしようかな~。

 

 

 

 

とりあえずの極楽平。

2回登ってる端正な三角の三ノ沢岳(2847m)ほとんどここと同じ高さだな。

 

 

 

去年、メイの子供と行った檜尾、空木方面。

 

 

 

南アルプスも・・・

富士はどこだ?と目を凝らしたがわからず。

 

 

 

三ノ沢との分岐天点。

風は強い。

 

 

 

 

目指すはアレだ!

 

 

 

岩、濡れてないだろうな。

 

 

 

岩の隙間に咲くチシマギキョウ

この花には癒される。

 

 

 

 

それとヒメウスユキソウ。

中央アルプス駒ケ岳周辺の特産で コマウスユキソウとも。

 

 

 

向こうの山頂が雲に覆われてるのが数年前に噴火した木曽御嶽山。

しかし風で麦藁帽子が飛んで 無意識にあっと手を上げたら とかマイナス思考が浮かび、今日はこのあたりでカンベンするか。

 

 

 

それにこんなに人がいないんじゃ、↑4年前のように 誰かに写真をとってもらうわけにゃいかないし、それよりなにより、ロープウエーが止まって初盆に間に合いませんでしたじゃ 言い訳にもならないと 頂上まであと15分というところで撤退。

 

 

 

2万年前の氷河期の氷で削り取られたお椀型の地形だと言われる千畳敷カールが一望の下。

 

 

 

三ノ沢分岐まで戻ってくると、昭和20年代にここで遭難した信州大の人たちの遭難慰霊碑に

「天候はわれらに機会を与えず」と刻まれていて R・Scott ?

あの南極探検で「スコット隊の悲劇」といわれたロバート・スコットの言葉か?

じゃ、オレも突っ込まないで引き返したから マネしてワレラじゃなく 天候は我に機会を与えず・・・

 

 

 

 

イワツメクサ

 

 

 

 

台風の余波のような雲が流れて

♪風にふるえる 緑の草原

 たどる瞳輝く 若き旅人よ

 おききはるかな 空に鐘がなる

 遠い故郷にいる 母の歌に似て

 

 

 

降りる途中で振り返って左がサギダルのあたま、真ん中が宝剣。

 

 

これは誰かのアタマみたいなチングルマの綿毛。

 

 

 

ヤマゼリのような?

 

 

 

ミヤマリンドウ

 

 

 

ナナカマドは早くも実をつけ

 

 

 

無事に降りてきて駒ケ岳神社に一礼!

 

 

 

千畳敷のテラス席でアイスコーヒーを飲み、こんな天気で いつもの今時なら大混雑のはずだが、バスもロープウエーも悠々だな。

 

 

 

去年、檜尾尾根を下って乗ったバス停をみながら降りて コマクサの湯にユックリ浸かりまだ12時前か。

故郷のインターを降り、見かけた「手打ち蕎麦」の看板に釣られた入った新し目の蕎麦屋は、

 

 

 

冷やしトロロ蕎麦が絶品。

 

 

 

神主さんが来る2時間も前に叔父の、つまり母の実家に着き、畑の花を切って少し離れたお墓参りを済ませ、

 

 

 

整理をしていたら出てきたと叔父の娘、つまりいとこが古い写真を持ってきて 来月のお彼岸の一年祭のときに皆で見ると書かれた箱の中にたくさんの古い写真があり、これはヒイジーサンバーサンがアメリカで暮らしてた時の写真か。

 

 

 

この乳母さんに抱かれてるのが亡くなった叔父?

ということは左端がお袋か、初めて見たな この写真。

 

 

 

榊を捧げて、神式は 時間が短くていいな。

 

 

 

伊那に嫁いでる もう一人のイトコが作ってきた「おにつけ」

おにつけって どういう字を書くのかと聞けば、煮付けにおをつけたものって。

シイタケやにんじん等を煮付けた汁にソーメンが氷と一緒に入っている郷土料理?

暑いところにさっぱりと食え、他にもウナギの寿司とか揚げ饅頭といった信州独特の こういう場の食べ物を食べながら2時間も、皆でこういう時間というのはいいですね~。 

 

 

 

地元のホテルに泊まり、今朝は台風の影響が出る前にと朝飯もパスして5時前にホテルを出発。

諏訪湖サービスエリアでは、今夜に行われる花火大会の準備におわれてたが できるの?

 

 

 

帰りも途中で、また50キロ制限。

お陰でスピードをだすこともなく 無事に戻って あっという間の二日間でした。

 

 

 

にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ

にほんブログ村

 

にほんブログ村 ゴルフブログへ
にほんブログ村