6月の始めのゴルフを延期され、尾瀬にミズバショウを観に行くかとググれば、今年は桜も梅も早かったのと同じで もう終わりかけ?しかも残ってたのも遅霜にやられて壊滅状態って、ぼ~っと生きてると世間に遅れることはなはだしいな。

 

 

 

それでも、標高1400mの尾瀬ヶ原より600m近く高いアヤメ平の方なら まだ咲き残ってるというし、天空の楽園といわれるあそこなら、去年 メイの子供と往復してある程度土地カンもあるからと、5月の終わりの日の朝方の雨をついて出かければ途中の関越では土砂降りで 運転も恐怖を覚えるほど。

 

 

 

まあ尾瀬に着いてみれば、午前中は晴れの予報通りの空!

上の写真の左手を下ってゆくと尾瀬ヶ原 こちらは最初にこの階段をあがってからだらだら登りが続く。

 

 

 

予定としては、鳩待峠からアヤメ平を抜け 富士見峠を竜宮まで行って山の鼻から戻るという7時間越えのコース。

まあ山に登るわけじゃないし、平坦なところが多いんだろから・・・

 

 

 

天気は良いし、寒いといけないと思って着てきた長袖を脱ぎTシャツ1枚になって7時40分スタート。

 

 

 

最初はいつも快調。

 

 

 

左手に至仏をみながら ダニーボーイを口づさみ・・・

もちろん日本語訳で。

 

♪ あれから十年過ぎて 人の世も移り行き

  一緒にあの頃を語る アルバムの友もなく

  オ~、ダニーボーイ ラララらラララ~

 

ラララのところは忘れた。

 

 

 

 

 

まだ、これしか来てないのかよ。

 

 

 

木道の設置年。

去年これを見てメイの子供が ボクの生まれる2年前だといいやがって、ああそうですかい。

 

 

 

雪が残ってるやないかい。

 

 

 

1時間ちょっとで横田代というところに着くと、

 

 

 

オ~咲いてる咲いてる。

丁度見ごろじゃないの?

尾瀬ヶ原のような大群ではないけど、これを観に来たんだからな。

 

 

 

 

来た甲斐もあったというもんだ。

 

 

 

 

木道の傷みは激しいが、蒼い池塘に似合うな。

 

 

 

池からミズバショウも顔を出して、

 

 

 

ヘンな写真が撮れていた。

 

 

振り返ると、至仏の頭が見え、

 

 

 

あちらの雪山は 頂上が平らな平ヶ岳か?

 

 

 

 

おっ、行く手前方に 燧ケ岳!

 

 

 

木製のベンチで一休み。

 

 

 

朝、関越を沼田で降りたところのコンビニで水や食料を仕入れた時に買ったバウムクーヘンは、真ん中にリンゴが入ったもの。沼田はリンゴの特産地だというから このあたりのコンビニ限定品?わからんけど。

カゴに放り込んだから知らなかったけど、袋を破る時に値段をみたら300円、半切れなのにいい値段がするんだな。

 

 

 

 

横の笹原には雪が残り、

 

 

 

また森を抜けると いよいよ 天上の楽園といわれるアヤメ平。

 

 

 

聞こえてくるのはウグイスとカエルの鳴き声にオレの足音と息切れの音?

とにかく この広い一帯のどこにも人の姿がないんだから、楽園も言い過ぎじゃない。

天国もこんなようなところかもな。マッ、天国に行ければのハナシだけど。

 

 

 

 

アヤメ平の上の標識はどこかに飛んじゃったか?

 

 

 

去年来た時は、キンコウカの黄色い花の大群に覆われていた湿原。

 

 

 

これから7月にかけて またあの光景が出現するんだろ。

 

 

 

ピンクのショウジョウバカマ発見!

 

 

 

アヤメ平を過ぎ木道は 突き当りを直角に左に折れ曲がる。その先は谷。

 

 

 

振り返ると、ここが尾瀬の端っこだというのがわかる。

 

 

 

ここまでダレ一人と出会わなかったが、前方からなにやら大きなものを抱えた二人連れが現われ

”ナニ持ってるの?”と尋ねると、でかい看板。

 

 

もしかして、これはアヤメ平の あの杭のところに立てるのと聞けばそうだと。

じゃ一足先に見せてよと頼んでパチリ。

 

 

 

 

去年来たときに、取り付け工事をしていた木道は上にゴムマットが敷かれたリッパなもの。

スパイクの穴あき防止か滑り止めだろうけど、走り出したくなるような快適さだ。

 

 

 

富士見峠到着 10時08分。2時間28分かかってるが コースタイム2時間40分だというからまずまず?

 

 

 

富士見田代の池の向こうに燧ケ岳が見え、かがめば逆さヒウチが見えるんじゃないかとヒザまついて

 

 

 

 

風が止んだ一瞬をパチリ。

そこで出会ったミヤギから来たという女性に、そっちに行けば竜宮に抜けるんですよねと確認して、とにかく人に聞くのが一番手っ取り場早い。ここから先は未知のところだからな。

 

 

 

「雪がありますよ。アイゼンが必要というほどじゃありませんが踏み抜かないように」と言われ

礼を言って歩き出したら、うしろから

 

 

 

「それに倒木がたくさんありますから お気をつけて」

 

 

 

あっ、クマ!

空に・・・

 

 

 

コケはちゃんと押さえて、

 

 

 

近頃メマイがすることがあるから、こういうところは慎重に足早に・・・

 

 

 

半分来たか。

でも なんで竜宮なんて名前なんだ?

 

 

 

左手の木陰に尾瀬ヶ原が見える。

 

 

 

こりゃカニコウモリだろ。

赤石岳に登ったときにガイドが説明すりゃ、一緒にいた大阪のオバチャンが

「カニかコウモリかどっちかにすれば?」て言ってたヤツだ。

せっかちにもホドがあるだろ。

 

 

 

道に白い花が落ちていて 見上げるとオオカメノキ。

オカメの木じゃありません。

 

 

 

もう少し・・・

 

 

 

 

富士見峠からず~~と下ってきて やっと尾瀬ヶ原の入口まで辿り着いた。

こちらから上がってくる人にも数人出会ったけど、ナゼ逆コースで行かないのかな?

コースタイムだってオレが来た下りは2時間なのに 反対は3時間って書いてある。

 

 

 

ここらのミズバショウも見ごろは過ぎてるよう。

 

 

 

鹿ゲートを開けて天上から地上へ・・・

 

 

 

リュウキンカ

 

 

 

尾瀬ヶ原のメインルートのほうに近づくと、

 

 

 

ウワッ、すごい人・・・

富士見峠から竜宮まで4.2km 10時15分にでて11時50分は、2時間のところを1時間半ちょっと。

そうとう続いてたゴム敷きの木道が効いてるな。

 

 

 

 

数人のグループや ガイドさんのあとをついて歩いてる団体さんがたくさんいて、

 

 

 

 

オレは疲れた足取りで右側通行をしていると、うしろから早い足音が聞こえて左に寄ったかと思ったらスミマセンとオレを追い越して前に出たのはカラの荷物のボッカさん。

この入り組んだ木道を ちょっと寄り道して右に行ったら、

 

 

 

池の深い底から水が湧き出していて、ヨコのオジサンが「龍の口の出口ですね」と・・

じゃ入口は?と聞けば そっち。

 

 

 

反対側に行くと、

 

 

 

池の真ん中あたりの色の濃いところから水が吸い込まれていて、これが竜宮の名の由来か。

 

 

 

 

ポスターなどで目にする下の大掘川の水芭蕉も終わっていた。

 

 

 

 

ぽつぽつとフデリンドウの花が咲き、

 

 

 

池塘の向こうに見える燧ケ岳にカメラを向けてたら オジサンが

「これだけ波があったら逆さ燧にはならんでしょ」

そういうつもりだったんじゃないんだけどね。

 

 

 

 

雲の様子がgood!

 

 

 

山の鼻まであと半分、かなり足に来てるけど、

 

 

 

一方通行の木道で、マイペースで歩いてたんじゃメイワク?

 

 

 

 

こんな昼過ぎの時間になっても ぞくぞくと人の列が連なり、

 

 

 

同じ尾瀬なのに、さっきまでいたアヤメ平がウソのよう。

 

 

 

 

光りが当たって新緑が爽やかで、

 

 

 

竜宮~山の鼻は 4.4kmは 1時間半。

山の鼻の山小屋でバニラアイスを食べて一服してから 最期の難関の登り。

 

 

 

 

みなさん疲れた足取りの帰りの登り。

 

 

 

 

クマ鈴も これだけ人がいれば 鳴らす必要もない。

 

 

 

木道のスキマに咲いてたのは ユリワサビ?

 

 

 

シラネアオイは 鹿からも人間からも守られてゲートの中。

 

 

 

キスミレ。

 

 

 

辛い最後の登りは3.3km。

 

 

 

至仏にお別れをして、

 

 

着いた。1時間以上かかって ポ~ポ~と鳩の鳴く鳩待峠。

バス待ちの団体さんを尻目に また小屋で1000円のキップを買って 9人乗りのタクシーでクルマを停めておいた戸倉の駐車場まで戻り、

 

 

 

途中の天然温泉で汗を流して 帰り着けば、

 

 

 

3万歩越え?

20キロ以上歩いて疲れたわけだけど、尾瀬の湿原を渡る風は気持ちよかったな。。

 

 

 

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