今年は梅も桜も早いっていうし、ミツマタもそろそろ咲き出すころだろうと 東名大井松田を降りて
丹沢湖に流れ落ちる滝の先の
滝壺橋のほとりからミツバ岳にGO!
2年前にミツバ岳の先の権現岳に登った帰りに道迷いし、挙句の果てにサイゴのところで崖から落ちて大トラブル。
パー5のところで12打ったくらいの気分だった。
まだ白い月が山の端にかかる6時スタート。
今日はアブナイところまでは行かずに、去年と同じミツバ岳のピストンの予定で、そのあと本日は定休日じゃないことを確認してるブナの湯に入って帰ろう。
ミツマタと同じくらい楽しみにしてる鬼シバリも、
もうちゃんと黄緑色の花を付けていて、顔を近づけたが、香りはそんなに強くない。
まだ咲き始めだから?
毎回言ってるけど、樹皮が鬼を縛りつけられるくらい強いからオニシバリね。
3年くらいまえに初めて見つけ、帰ってから沈丁花、黄緑の花 と検索したら一発ででてきたヤツでそれ以来愛着が沸いてる。
丹沢湖の上に太陽が上がり始め、
寒さは全く感じないが、時々見かけたミツマタのつぼみはまだ白くて、少し早まったか?
おなじみの看板を見て、
オ~、シンパイすることないか。ちゃんと咲いてる。
今までのは、陽の当たらないところのやつだったか。
これなんか満開といってもいいだろ。
左手に見える山も もうすぐ笑いだしそう。
咲いてるといっては立ち止まってパチリ。
それでなくても雨のゴルフで鍛えてきてるし、例年に比べ疲れはまったくと言っていいほどナシ。
満開。
8分咲き?
もう上から降りてきた女性に 道を譲ろうとしたら 先に立ち止まってくれて
”早いですね” と声を掛ければ
「そうです。人がこないうちにと思って・・・今はダレもいないですよ。行ってらっしゃ~~い。」
と朗らかに返事をしてくれたので 降りてゆくウシロ姿をパチリ盗撮。
ここは人気の山で、週末から春分の日にかけて けっこう賑わうんじゃないかな。
なんだ?木の根っこに穴が掘られて 中をのぞいたけど反応ナシ。
ゆっくりゆっくり登って1時間くらいで 頂上下のブナ林到着。
しかしどこが道なのか、踏みあとがあちこちにあって迷いそうなところだな。
オ~、咲いてる咲いてる。
近くの小田原造幣局に 札の原料として納めていたミツマタの需要がなくなり ミツマタ畑が放置されたらしく ホントの名前は大出山(おおだやま)。
ミツバ岳は ミツマタがたくさん咲いて通称ミツマタ岳が 縮まってミツバ岳になったとも・・・
頂上でも日当たりの良いところは満開に近いけど、全体としては6,7分咲きといったところか。
834・5m。
裏ッかわに廻ると富士山。
ここも杉の木が伸びてきたな~。
ブナの湯は10時開店。
少しゆっくりしていこうと、ダレもいない頂上の日の当たる切り株に腰を下ろして、
サンドイッチを食べ、リュックに入れてきた「くまもと」産のデコポンを食べてのんびり。
ミツマタも もう少しすればあたりに良い香りを振りまくはず。
ブナの木に生えたのを忘れないように撮り、
大きなブナの木だな~と振り返ってパチリ。
あれ~、こんなところから富士山が見えたか?
道、間違ってるやろ。
あちこち行ったりきたりして、ヒラヒラリボン発見。
しかし踏み跡に見えたのが段々に薄くなって、ほっとしたのもつかの間、この道も怪しいんじゃない?
ここで遅まきながらヤマップの無料体験から地図を表示したら 大分右にずれてるな。
左へ左へ行けばいいんだろと、尾根を降り、沢を渡って登り返し。
枯れ葉が積もってるところはズズズ~。
むきだしの土のところもずずず~。
時々 足跡!と見えるのはシカの?
とにかく丹沢湖の周遊道路のほうに降りてるのは間違いないから、元の道に戻らなくたって 舗装道路のどこかにぶち当たれば・・・
ありゃ、もうじき温泉の開店時刻になると思った頃、
見えた!あれが周遊道路だ。
えらく急だな。
一昨年のことがアタマをよぎる。あの時は白いガードレールを見てほっとした気の緩みでオッコチしたんだ。
二の舞だけは、と慎重に降りたつもりだったが つかんだ草?木の根がすっぽ抜けてまたズルッ!
苔の生えたコンクリの上を1mほどすべり 右手にはストック2本、足を突っ張りあいてた左手でガードレールの上をつかんでセーフ~~~。あっぶね~。
登山靴を脱ぐと靴の中まで土が入り、靴下も泥まみれ。
まだ動悸がおさまらないまま湯に浸かると、左手のヒジがピリッとしてすりむけてる?
アンズ?の咲く246を窓を開けバックミラーに富士山を見ながら、 まっ、とりあえずはオニシバリもミツマタの花も見ることが出来てよかったか。