大寒の朝に、「週刊朝日」休刊のニュースを聞いて いろいろ去来するものがある。
紙媒体も いよいよ終わりか、と言う以上に若い頃 この週刊誌の印刷に多少なりとも関わった身としては 寂しいニュースだな。
朝日新聞が、まだ有楽町に本社があったころから築地に移った十数年間は週に3日 本社に通い、夏の甲子園が始まれば地方の代表が決まるまで、特に雨天順延が繰り返されるような年はヤキモキして待ったものだ。
銚子商業が優勝して、泥だらけのユニフォームに真っ黒い顔でアイサツに来た土屋正勝らを見たのも、日本と名のつくタイトルを1年間で独占したプロゴルファーの村上隆と会って、案外デブなんだなと思ったのも まだ有楽町に本社があった頃。
有楽町の本社跡地は映画館になり、新聞造りも築地に移って鉛の活字からコンピューターに変わった時代だが、それもまたネットに取って代わられて終焉が近づいてきてるのか?
こんなに暖かい大寒ってあるのかと外でイヌを抱き、遠い昔に思いを馳せながら しかし時代というものは変わってゆくもんだ。一時は発行部数100万部を誇ってた週刊朝日が・・・
ボブ・ディランじゃないけど 先頭にいる者が一番うしろになるという 至極あたりまえのことに今更ながら驚いている。