大寒の前日、正月太りのハラをへっこまそうと、新年早々にスーさん達が登った鬼ヶ岳を目指し中央道の河口湖インターを降りると 目の前に富士山の雄姿が臨めて、しかしここまで来るのに道路に雪はないか、凍結してやしないかとドキドキもんで、一応富士五湖周辺の道路ライブカメラを覗いてはきたものの、ミシュランのタイヤだといばっても ノーマルじゃ滑るものは滑るだろうからな。

 

道路の凍結をおそれ ゆっくり家を出て、9時前に西湖湖畔の根場浜駐車場着、身支度を整えて いざスタート。

 

 

あれが雪頭ヶ岳?鬼が岳は あの山の奥だ。

カーラジオの天気予報じゃ 「富士山周辺に雪雲がかかってます」と言ってたけど ここまできて今更どうこうできない。確かに左手の山の山頂付近は雪雲がかかってぼやけて見え あそこじゃ降ってるのかな?

 

 

 

今頃は テキも冬眠中だろうけど、一応看板の写真を撮り、奥に見える日陰には雪が残っている。

 

 

 

見覚えのある看板。この山は もう3回目、迷うシンパイはないし、

 

 

 

今日は風もなく、テンクラの予報は山登りに適したオールAだったが、雪雲なんて一言も言ってなかったけどな~。

速乾の長袖下着の上に長首のシャツとジャケット、ダウンは丸めてリュックの中だが、山道に入るとじわっと汗がにじみ、ゆっくっりゆっくり。

 

 

 

突然、灰が降ってきたように見え 火山灰?トンガの噴火がアタマに刷り込まれていたせいだが、なんだよ雪かよ。富士山の噴火の前兆かと思った・・・

雪雲がこちらにも廻ってきたのか、陽が射してるのにちらちら舞って天気雪?

急に冷え込んできて あわててキャップの耳あてをおろしチャルメラおじさん風。

しかしこれ、積もらないだろうな。道路に積もったら帰れないぞ。

 

 

 

 

と、シンパイするまでもなく いつのまにか雪は止み、 カラマツ林の上には青空ものぞいて

気持ちの良い山道。

 

 

 

どこかでコゲラのドラミングの音が聞こえるが 見回しても姿を確認できない。

 

 

 

ブナ原生林の看板を抜けると

 

 

 

雪だよ。大分前に降ったらしい雪が凍結していてツルツルでヤバイ。

 

 

 

 

すぐにチェーンスパイクを装着。備えあれば憂いナシ。転ばぬ先のチェーンスパイク。

 

 

 

木陰から見える富士山は厚い雲に覆われて、今日はダメだな。

下に見えるのは西湖。

 

 

 

 

反対側には 南アルプスの白い山なみが連なって こちらも厚い雲に覆われているが 遠く見える白い頂に陽が当たって絶景。

 

 

 

 

チェーンスパイクのザクザクッという音を聞きながら 登り詰めること2時間半、

 

 

 

ようやく雪頭ヶ岳下の絶景ポイント到着。

ここまでダレとも会わず、ここにもダレもいない。

ちょっと下の木陰にタイムラプスカメラを仕掛け、くるみパンを一個食べ ダウンジャケットを着込み鬼が岳に向けて再出発。

 

 

 

ハンドメイドの看板を眺めて、

 

 

 

雪道を行けば、

 

 

 

アルミの階段が見えて もうすぐだ。

ところでこのまえ タイヤ屋に聞いた話だけど クルマのホイールってアルミ鍛造なんだってね。アルミを溶かして鋳型に入れて作る鋳造じゃなくて アルミ合金の塊から削り出して作るって言ってたな。さびないし頑丈なんだそうだ。

 

 

 

この左の狭いところをそろそろと通って その先を左に折れ、

 

 

 

へっぴり腰で 尾根を渡った先に、

 

 

 

鬼のツノが見えて 鬼ヶ岳到着。11時半。

 

 

 

サスガにここまで来ると 風もあって寒い。

 

 

 

モンベルの温度計はマイナス10度!

 

 

 

そうそうに引き返し、

 

 

 

さきほどのアルミ階段を尻餅をつきながら チェーンスパイクをカチャカチャさせて降り、

 

 

 

また、西湖を見下ろすポイントまで降りてきたら うしろから人影が現れてドキッ。

アラフォー?の女性で どこを廻ってきたのかと尋ねると 鍵掛峠から・・・

クルマは 根場浜の駐車場? じゃあそこにポツンと1台停めてあった黒いのがそうだったのか。こんな早い時間から登ってるヤツがいるんだなと思ってたけど。

 

7、8m離れたところに腰を下ろしておにぎりを食べながら山談義をし、これじゃ富士山の眺望は望めそうにないと仕掛けておいたタイムラプスカメラを回収して一足お先に下山開始。

 

 

 

 

ここは、慣れた山だから道迷いのシンパイはないと思ったが、こういうときこそスマホのマップの使い方を覚えようと開いたままにしておいたら、また電源がダウンして 時間がわからず仕舞、ダウンしたのは寒さのせいもあったかな。

 

 

 

カラマツ林まで下りてきたら 富士山がきれいに見えて、もう1時間もあそこで粘っていたらタイムラプスもきれいに撮れただろうし、富士山の裏手にあたるここも午後になれば逆光から順光になって良い画が取れただろうが、寒いあそこで粘れって言われてもな~。

 

 

 

いつもながら ふもと近くまで降りてくると、フンフンと鼻歌もでて、そこへウシロからアラフォーが颯爽と現れ ”早ぇな~”

「暖かくなって、身体もよく動くんです」

そういうことより年の差だろうけどな。

 

 

 

振り返ってみると、雪頭ヶ岳の頂上付近に白い雲が見えて、あと2週間もすれば立春か~。

入ろうと目論んでいた「いずみの湯」は定休日。

帰りは東富士五湖道路で御殿場に出て 目についた「こだわりのトンカツ」の看板の店に飛び込んで 分厚いヒレカツを食べたから 普通は2kg以上は減る体重も 帰って量ったら600gしか減ってなかったけど、まあ山というのは疲れたからといって途中でエスケープできないし 雪山気分もちょっぴり味わえ 良い山行きだったことよ。

 

 

 

 

 

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