道迷いして崖から落ちた世附権現山の帰り道、3倍もの遠回りしながら恨めしげに見上げたあれはミツバ岳か?ちゃんとあそこを通ってくれば、こんな苦労をしなくても済んだのに・・・
皆様に大変なご心配を頂きましたが、幸いアタマの中は少し萎縮しているものの骨には異常がなく5日が経過し、最初は手のひらで包み込めるほどの大きさの額のタンコブも沢水の鉢巻が効いたか一日で引っ込んだけど、その代わりに眉毛の付け根、鼻の脇から両目下まで左右対称の歌舞伎の隈取のような内出血のアト。
「まるで凶悪犯だね、そんな顔で外に出ないでよ」と言われてもそうも行かず、マスクを目の下までずり上げて これでどうだ?と聞けば、見てたムスメが「紫のアイシャドーしてるゲイのジーサンだよ」 よせ!
おかげさまで、日に日に痛みは少なくなってるけど、額に触れば まだ打ったところは痛く 真ん中とコメカミのところにはスリ傷。最初の日に整形外科のナースにアタマにも血の流れたアトがありますねと言われたのはこれのせいだろ。
足は昨日アタリが一番はれて、左のカモシカのような足に比べればゾウの足。右足フトモモとひざ上とヒザ下に大きな湿布を3枚張り、夜はパジャマの上からアイスノンを当てて冷やしている。
左手のひらの傷も案外深く いまだジュクジュク、右手人差し指の付け根の傷はカサブタになって来ている。左腰は吊ったように痛く、座るのも立ち上がるにも一苦労、このごろやっと一人でズボンも靴下もはけるようになって来た。
裸になって、他にどこかアザになってるところはないかとナニに聞いたほどの全身創痍、切られの与三とはこのことかと ♪いやさお富 ひさしぶりだなぁ~~
青線の予定がビッコをひきながら3倍もの黄線を歩いて来て方向音痴もいいとこだが、どうしても解せないことが一つある。
こんなにアチコチにキズがあって、一体どういうカッコウで落ちたんだろ?
テキトーな性格だけど、仕事柄プログラムの流れのひっかかるところはキッチリしとかないと。
額は真ん中が膨れ、右足フトモモの外側にひどい擦過傷、右ひざの内側も内出血がひどくヒザ下はポッコリ小石が突き刺さったような穴があいてる。それに左手の平と右手・・・
左腰が痛いのは 痛む右足をかばいながら2時間半歩いたせいか?
とにかく覚えてるのは、前方の空中を一回転し、ガツンというひどい衝撃が頭にあってマズイなと思ったこと・・・
落ちたところの写真を見てたら、そうか!と一つ思い出したことがあった。
下で倒れながら矢印の岩を見て、削れてるなと思ったんだ。そうか、あそこに1回ぶっつかったんだよ。右太ももの外側のキズが流れたようについてるのはそのせいか?
そのあと1回転して、下のナナメの岩のところに額で着地したんだろ。
ワンクッションあったから、この程度で済んだのかも。
今更ながら幸運に感謝し、とにかく外に出るときには大きなマスクにサングラスをして、これならお釈迦様でも気がつくめぇ?