文化の日の休日に押しかけた、伊豆半島の付け根の釣り場に昨日の勤労感謝の日にも出撃。
子供が朝5時に迎えに来るというんで着替えて待ち構えてたが影も形も見えず、ナニが
「もう一寝入りしたら?そのうち来るわよ」
子供のことは良くわかってて、7時過ぎにやっとやってきやがった。
一昨日山に行った時は、朝4時だってぇのに東名の横浜の入り口は工事で大渋滞。三連休は工事しないって言ってたのに前日の工事がズレ込んだ?
だが、この日はあっけないほどスムースに流れて富士山も顔を見せ、上から隕石も落ちてるよ。
出るときは風があったのに、相模湾の内側になるこのあたりは穏やかな表情。
出足が遅れダンゴも2箱でいいだろというのを、どうせ会計はコッチだと このまえと同じ3箱買い この大荷物をボートに積み込み、手前の黄色いケースはイスを忘れた代わり。
雲の上に見えた富士山はこれが見納めだった。
さすがに沼津は暖かい、藤枝じゃ水仙が咲いてたしな。
青いセーターを脱いで、シャツ2枚でも暑いくらい。
前方に見えるのが愛鷹山塊、ホントならその上に富士山がドンッだけど。
カモメが養殖イカダに集合して羽休め。
こちらも生簀のイカダにボートを着けロープで固定して釣り開始。
さっそく来たよ。カサゴか・・・
これだって今じゃ高級魚だからな。持って帰ってカラ揚げにするか。
「ヨセ、いやがるぞ」
それからしばらくアタリがなく、ウシロの生簀の中を泳ぐ真鯛の群れに こっちに竿を
垂らすか・・・
「来たっ!」
子供の竿が曲がったが、どうも本命じゃなさそう。
「アイゴかな?」と言いながら、ナニしろ30m近い深場から上げてくるので時間がかかる。
そうして上がってきたのは 初めてお目にかかるサカナ ”なんだ、これ?”
「胡椒鯛だよ、この模様が胡椒みたいに見えるから、食うとウマイらしいけどな」
と言いながら、リリース。
昔、子供とゴルフ友達のウラさんと来て やつが鷹の羽鯛を釣ったことがあったな。
もう10年以上前?あいつも死んじゃったよ。
あの時、タカノハダイも鯛だからねっていばってたけど このコショウダイも鯛っていいたいんだな。
今度はオレに正真正銘の真鯛、といっても20cmくらいのもん。
ダンゴが着底したら、糸を張り 竿先が少しお辞儀するくらいの状態を保ち、ダンゴが割れて竿先が上がった瞬間が勝負。その時に中のエサの付いた針が飛び出し、それにダンゴの周りに集まってた魚が食いつくという寸法。
ダンゴを固く握りすぎれば割れるまでの時間がかかりすぎ、柔らかすぎれば ヘタしたら落ちてゆく途中で割れてしまう。着底してから30秒から1分くらいで割れるのが理想。
割れてあたりがなくてもしばらくその状態で待ち、またその繰り返し。
ダンゴを同じ場所に次々に落として、魚の集合場所を作るのが大事というわけだ。
重い!とあがってきたのはハコフグ。オマエじゃない!
真鯛のチッコイのは次々釣れたが、本命のクロダイのアタリらしきものは、
「ワンチャン、逃したな~」という子供に1ッ回きり。
カモメが一斉に飛び立って、
陽が山陰に隠れるころ、タイムアップ。
サア、帰ろうぜ。
くるときはエサ屋に寄るため、沼津から廻ってきたが、帰りは伊豆縦貫道。こちらのほうが1時間早く帰れるというもくろみも、今日は三連休の最終日じゃなかったか?ここでこの混みようじゃ先が思いやられると思った通りに、
新東名に入ったら、渋滞50km 180分って・・・180割る60は3時間かよ!
ガマンの3連休とは、このことか。