新宮駅 朝6時56分発の電車に間に合わせるため 6時半からのホテルのバイキングは ご飯じゃなくてパンだな。コロナ除けに置いてある薄いビニールの手袋をして トングやスプーンを握り、トースターでレーズンロールを焼き バターをつけハムと野菜サラダをかきこんで 駅までの道を聞き、ここで迷ったらアウトだからな。歩いて10分くらいで駅に着き キップを買おうとしたらチンチンと踏み切りの音が・・・

あわてて 一番安い200円のキップを買って 間に合った~と改札を通ろうとしたら若い駅員さんがどちらまで?

那智勝浦!

それでしたら240円ですよ。いやあちらで精算するからといっても、まだ時間ありますからとわざわざ改札を出てきて自販機にキップを挿入、へ~払い戻しができるんだ。出てきた200円に40円を足し改めて240円のキップを買って無事乗車。

 

そしたら、きっとそのやりとりを見てた?おじさんが寄ってきて、「那智の滝を見に行く?」

そうだと答えると、じゃ那智勝浦まで行かないで二つ手前の那智で降りるといいよ。

那智勝浦発のバスが那智駅を通るから、それからこれはワンマン電車で 那智駅は一番前のドアしか開かないからそちらに移動しといたほうがいいですよ。

なにからなにまでご親切に・・・

 

 

5年位前に レンタカーを借りムスメの運転でここまで来たけど 一通り見て、帰りに太地町にある落合記念館に寄ってくれと頼んでも、そんなとこ寄ってたら夕食の時間に間に合わないと断られ、白浜からココまで随分時間がかかった気がする。

今日はここから太地に行き、この旅の最大の目的 落合記念館に行くぞ~!エイエイエオー

 

 

とにかくクルマじゃないというのは不便なもの。滝から那智大社までクルマなら1分もかからないところを 石段をウンこらしょと登り

 

 

鎌倉積みの裏道の石段を登って行くと、

 

 

タケノコ掘りの若い坊さん見習い?精進料理に使います。

 

その先に 「人の行く 裏に道あり 花の山」 じゃないけど、滝と桜の競演。

 

 

 

プラス三重塔。朝早く 参拝者も少ない。それでなくてもコロナだからな。

 

 

ここが那智大社かと思ったけど 那智山青岸渡寺とあり、西国三十三ヶ所第一番札所だそうだ。

 

 

 

そしてこちらが 熊野那智大社。

 

100円でコロナ退散を念じ、

 

 

ヤタガラスは熊野全体のカミサマなんだな。

 

逆コースから参ったのでここが表門。

 

 

途中の茶屋で冷たいところてんを食って まだバスの時間まで相当ある。

 

今度は紀伊勝浦駅まで出て 特急くろしおで 太地まで。ここまでバスや電車の時刻表を首っぴきでながめていたが太地には 普通のバスはなく 記念館までタクシーで行くかとか考えていたが コミュニティーバスが走ってると聞き、行ったとこ勝負だな。

 

 

車内はご覧のように ダレ一人いない。

 

駅前に丁度コミュニティバスが停まっていて 落合記念館まで行くけど帰りはない?

運転手さんに尋ねると、太地町内を循環してるバスが二系統あり こっちのバスは狭いところも入っていくが あっちのバスはもう少し大きくて 記念館までは近くのバス停から歩いて20分くらい?なんかよくわからんけど 行ってみよう いざとなったらタクシー呼ぶから と言うとタクシーは勝浦から来るから時間がかかるよ。なんなら今のうちから呼んどいたほうがいい?

まあまあ行ったトコ勝負だなと 100円払って乗ってたら クジラ館という看板が見えて 太地といえばクジラやが。

最初にこちらに寄ってから行くかとバスを降りて 自家用車で来てる子供連れに混じって丁度始まっていたイルカショー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホントに空を飛んでるじゃないか。マゴたちをつれてきたら喜んだだろうな。

 

外海の生簀でハナゴンドウクジラの餌付けを見て

 

白イルカに別れ

 

 

白ナガスクジラの全身骨格を拝んで

 

 

前の食堂で クジラの刺身と竜田揚げ。

小学校の時の給食で食べて以来かも・・・

 

 

数少ないバスに乗って いよいよ今回の旅の最終目的地 落合記念館。

 

 

中は撮影禁止ということで玄関のみ。

500点を越すカップやメダルの中で、正力松太郎賞の金メダルは純金だったな。

 

 

記念館の先は太平洋に面し、秋田出身のヤツが温暖なここに記念館を建てのもわかる。

で、問題の帰り 20分歩いて 最寄のバス停留所まで来たが どうみても まだ1時間以上ある。

反対まわりは20分ほどで来るが、駅でもらった時刻表に寄れば そのバスは太地駅を通らない?

まあ、覚悟を決めてベンチに腰掛けてると 小さい車が停まり 「どこまで?」胸に名札がついて制帽をかぶり なにかの公務員っポイ。

駅までだと答えると それなら反対のバスに乗って終点まで行けばいい。 それが折り返して駅まで行くから・・・

 

へ~そういうことなんですか。そりゃいいこと聞きました。

「但し、ウンチンは2回分 200円かかりますよ。」

寒いところを1時間も待たないで済んだと思ってたら バスが来て 「どこまで?」と聞くからとりあえず終点まで行ってそこから太地の駅まで・・・ 少し驚いたような顔したが 最初から200円入れときましょうかと言うと

先ず100円入れて下さい。

 

終点に着いて あと100円ウンチン箱に入れようとしたら 「いいです。降りてませんもんね。 あまり大っぴらにしないでいただきたいけど」

って、ちょっ小っぴらにしたけどな。

 

太地駅から再びクロシオに乗って1時間半。

 

マゴのオミヤゲに買ったシアワセの金イルカを写真に撮り 白浜駅からサイゴのバスに乗り空港まで。

時刻表を見ながら旅したのなんて学生のときに北海道に行って以来だな。

 

 

夕日を眺めながら1時間で羽田まで、なんだ舟に乗ってた時間より短いやないか。

コロナは依然として拡大し続けてるようだ。

今回の旅ではたくさんの人に助けられ親切にしてもらったけど、オレの祈りが届くのはいつになるのかな?

 

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