ミツバ岳のミツマタの花が見ごろと聞き、お彼岸の三連休じゃ盛りを過ぎるか?

週末の天気、土曜は雨で日曜晴れ。どっちかゴルフでどっちかにミツバ岳に行きたいと思ったが、もう雨のゴルフは飽きたからな~。

 

丹沢地方の山沿いは雨どころか雪が降る予報だが、まあ梅にウグイス、松に鶴、ミツマタに雪もいいんじゃないかと、滝壺橋の袂から6時、登山開始。

 

 

6時に登り始めたときはまだ降ってなかったが、 いつ雨が来てもいいように下のカッパだけ着込み

数年前にガイドが滝壺にスベリ落ちて亡くなったというキケン箇所を慎重にやり過ごし、

 

 

なるべく降ってくる前に距離を稼ごうとガンガン行けば、もう丹沢湖があんなに下に見える。

 

去年はナニとイヌ連れで登った。

ヨロヨロ歩くイヌを早く行けとせっつきながら登ったが、あいつも今頃天国から眺めてるかな。

 

お~、咲いてる咲いてる。

 

昔、ふもとの小田原造幣局に札の原料として納めていたミツマタ。

それがお役ご免になって放置され、みつまた畑がいつのまにかなまってミツバ岳になったとも・・・

 

 

 

杉林のあいだからポツリポツリ音が聞こえて降ってきたか。

 

上のカッパも着て、リュックにもフードをかぶせ 7時か。

頂上までもう少しだろ。あとの楽しみのブナの湯は10時からだから ぜんぜん急ぐ旅じゃない。

 

 

杉林を抜けるとブナ林。

 

 

丹沢湖も下のほうに見えて、

 

 

着いたか。

満開のミツマタが出迎えてくれ、先週の花もなにもなくケムリしか見えなかった天子ヶ岳に比べりゃ雲泥の差だな。

 

 

お~、すげぇ。

 

こんな雨もよいの天気に、登って来るやつなんかダレもいない。

 

独り占めなんてケチなことは言わないし、これで雪が積もってたらなんてゼイタクも言わない。

大体雪なんか降ったらあのタイヤじゃ帰れないし。

 

♪ 霧の中に浮かび来る~

黄色のミツマタの花とそこはかとない香りを楽しみ、

 

先週味をしめたバナナを一本ほうばって、

 

今日は富士山が見えないけど、そこまで欲張っちゃいけない。

 

十分だろ。

 

 

サッ、降りて ブナの湯だ!

 

 

下から登って来る第一登山者発見。

近づきアイサツを交わすフードの中からのぞいたカオは若い女性。

どうして雨の日なんかに登るのか?と聞けば「ミツマタが大好きなんです」

明日になりゃ晴れるだろうに と言うと「明日は別の山に登る・・・」

 

うしろから見るとミツマタは白い。

 

アチコチに杉を伐採した切り株が残っていて、晴れてれば休憩に丁度良いイスになるのにな。

そうして登り口まで降りてきたところで、珍しい花を発見。

 

 

 

最初、ラン?かと思ったが 花のかたちがなにかに似てると、思い出したのが沈丁花!

 

帰ってから「黄色い沈丁花」と検索したらピタリ!

ジンチョウゲ科のオニシバリ(鬼縛り)という植物で、樹皮が強靭で枝を折ってもちぎれないことから この樹皮で鬼を縛っても逃れられないだろ?ということらしい。

 

珍しいものを見て意気揚々とクルマに戻り、濡れたカッパと登山靴を脱いで イザ温泉へ・・・

 

雨に煙る丹沢湖をヨコメに 中川温泉のほうに遡って行ったが・・・

 

カンベンしてよ~。

 

 

 

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