
去年だか一昨年の丁度今頃、見慣れない鳥が梅の木の下に置いた餌台にとまっていて、

メジロじゃないよな~。

このピンと伸びた長いシッポは、もしかしたらウグイス?
♪ 春は名のみの風の寒さや 谷の鶯 歌は思えど
時にあらずと 声も立てず 時にあらずと 声も立てず
童謡の歌詞そのままに、ウンともスンとも、ありがとうとも言わずに飛んでっちゃったが
このまえゴルフをレンチャンした三連休のサイゴの月曜日、朝寝をして起きれば良い天気。
そうだ、また鳥の観察会を催そうと 庭の柑橘系を抱えて台所に侵入すれば、うしろからナニが「やめてよ」
使った包丁はそのまま、台所をびしょびしょにしてそれっきり?
切ってもらった柑橘系を「汁、こばさないで」と言われながら 餌台の上に置いて、鳥のおびき寄せ作戦。
早く来いよと、待ち伏せしてたら 空からヒヨドリが一羽、さ~~と舞い降りてウメの木に止まった。
おいっ、もう少し下だ。と 念じても 枝に止まったっきり じっと様子見していて、
カメラ片手に待ち構えてるの、バレてるのか?
もう何十年も前のナニの故郷の紀州でのハナシ。おやじさんに「ヒヨ獲りに行こう」と誘われ、
大きな青い網がかぶさったキンカン畑に連れてってもらうと、中にヒヨの大群が破れた穴から侵入してキンカンをついばんでる。そこで、いきなり用意していった一斗カンをドンドンと打ち鳴らすと一斉に飛び立ったヒヨはパニックに陥いり右往左往、入った穴から抜け出してゆくのがほとんどだったが、中にはマヌケなのがいて網に絡んでバタバタ、それを捕まえ持って帰ってヒヨの焼き鳥。
途中の行程は見てないが、焼きあがった姿は、どこ食うの?というくらい小さかった。
多分ヒヨドリのDNAにあの時のウラミが刻まれていて 降りてこないのかな。
昨日も今日も、多少はつつかれたアトはあるものの餌台の上の柑橘系はそのまま。
鳥も、酸っぱいのの見分けが付くんだな。