イメージ 1

昨晩、ローソクからルス電が入っていて「Aさんが死んだ・・・」

Aさんは、オレの前の会社の直属の部長だった。

いろいろ世話になったし、行かないワケにはいかんやろ。


今日は甲州のハマイバ(破魔射場)丸というところに登り、

見ごろだというミツバツツジと富士山の競演を見てから、

青梅の老人ホームにいる古い友達のところに廻るつもりだったが

特に約束してるわけでもなく、そっちは後日ということにして一旦帰宅してから喪服に着替えてという段取りで

朝4時出立。

イメージ 2

圏央道に入れば左手に大山。

朝4時といっても、もう東の空は明るいんだね~。

夜中の2時まで起きてるヤツにはわからんだろ。

イメージ 3

しかしAさんには世話になった。

千葉の人で、千葉で社内のゴルフコンペがあった時は泊まらせてもらい

料理教室の先生をやってるという奥さんが、絶品のサトイモの煮っ転がしを作ってくれた。

オレの煮物好きが ちゃんと伝わってた。
 

イメージ 4

銀座のクラブには ホントの接待と、接待ということにしたのとで よく連れて行ってもらった。

ある時、だれかが雪が降ってるよというので 通りに面した8階のガラスの分厚いカーテンのスキマから覗くと

季節はずれのボタン雪が降っていて、見下ろす通りは みるみるうちに白くなった。


女子大のアルバイトホステスにリクエストした「なごり雪」を聞きながら

これじゃ、今夜は帰れない。なにかいいことあるかもと思ったけど

終電まじかの閉店時間になったら、みんなそれぞれ家路についたな。



イメージ 5

社内の囲碁大会の時には、ウデ組みしながらヨコに座り

難解の局面では打ち合わせ通りに、ナイショでオレの椅子をコンコンと蹴ってくれて 良い手がある!

そのお陰で、80人以上の大会で優勝できたようなもんだ。



全部遊びのこと、仕事に関しちゃなにも思い出さない。

「メクラ判お願いします」と接待費の伝票を差し出せば

ホントに目をつぶって、どこだ、ここか?と押してくれた。



イメージ 6

お~、富士山がきれいに見える。

期待がふくらみ、そんなAさんのことなど思い出しながらどんどん林道を遡ってダート道に入り、

イメージ 7

延々と走って6時前に駐車場に着けば、10台ほどで満杯の駐車場がもう一杯。

良い季節に、みんな早起きして来ている?

駐車場の中をユーターンし、出口のところに停めようとしたら

見てたオジサンが「タイヤ、パンクしてますよ、右前の・・・」



ホントかよ!停車してから見ればペシャンコ。

どうりでガタガタ走ってたわけだ。ダート道はこんなもんかとおもったけど・・・

途中で、段差のときガタンとかなりノショックがあったが、あのときだ。



しかしど~しよう・・・たってどうしようもない。

こんな山奥までレッカー車は入ってこれっこないし

とりあえず、パンクには目をつぶって登るか。

つづく。