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今年の2月に98歳で亡くなった俳人・金子兜太が

亡くなる直前に詠んだという句が九つ 夕刊に載っていて、その中の一句は、

「陽の柔わら 歩ききれない 遠い家」



俳句なんざ、ダレかさんタチと違ってちっともわからないけど なんかいい句だな。

サイゴは施設にいた金子さんが、自宅を詠んだとも故郷への思いを詠ったともとれると解説にあったが

みんな歳をとり、オワリが近づくと 望郷の念にかられるのは 昔から変わらないか。




アッチに渡ったまま帰れなかった阿倍仲麻呂は、大陸の空に上がる月を見て望郷の念に駆られ、

西条八十は「誰か故郷を想わざる」

か -->ざる は反語、するだろうか、いやしない 誰か故郷を想わない人がいるだろうか

いや、そんなヤツはいねェだろ~。

そんくらいわかってる?




♪ Take me home, country roads

  私を家まで連れて行っておくれ、カントリーロード 



カサブランカじゃ、帰りたいくせにヤセガマンのボガート、

「望郷」のジャン・ギャバンのサイゴは哀しかった。




花ニラがいっぱい咲いて、春本番だな。