
碁会の前に 神頼みのお賽銭をあげる日暮里の大黒天の山門に、
明治新政府に反抗して立てこもった彰義隊に向け 発砲された銃痕が残ってる。


オレも流れ玉に当たらないよう 四方八方に目を配りながら 初戦から3連勝。
明日は山梨のほうに山登りに行こうと決め、今日はさっさとやって帰るつもりで・・・。
12月の初めの週末は、毎年小春日和と決まってる。
今回もKさんは出てこず 5人で2回づつの8回戦。
このまえ、ジャパンカップの予想を聞こうと電話したときは 出てくるようなことを言ってたが
82歳?まあ、暮れの有馬記念までは なんとしても ダイジョブだろう。

3連敗の78歳になる幹事長は、「まだ、不調から抜けてないな・・・」
「不調ォ~~?」
「実力と言いたいんだろ!」
そうは言わないけどさ、と調子に乗ってたら
勝てるのはオレからだけだと吹かれ 精神状態を乱され、惨敗。
抜け番のときにパソコンで山梨県の道路状況を見たら、
峠に続く林道の途中で雪印とバッテンマーク。
エッ、通れないのかよ。
こういう時の変わり身は素早い。
すぐにゴルフ場に電話して、明日一人、空きないか?
「あいにく一杯でして」
・・・
しゃぁない。お犬様に付き合うか。
5勝2敗できて、サイゴのボルボに勝てば ほぼ優勝だろ。
「負けるなよ、賞金持って帰られちゃうぞ」
幹事長が騒ぐので、山は雪でダメになったからじっくり行くぞ~!
ボルボも76歳?手術をした耳はどうだ?と聞いてもポカンとして
もう片一方の、補聴器をしてるほうに大声でハナシかければ
「まだ駄目。 もうちょっとして乾くまで様子見」と
関西の耳鼻科医とおなじようなことを言うが、碁は耳が聞こえなくても打てる。
こちらも勝てば優勝とムリ攻めをして返り討ちを食らい、5勝3敗。
その間にアベシンノスケがスルスルと抜け出し 6勝2敗で優勝をかっさらってゆき
え~、オレに連敗したくせに、残り全勝?
タマにはいいでしょう? いやいや、おめでとうございます。

終わって、来年は1月6日の土曜日と決め
だれからともなく 「よい年を・・・」
谷中銀座の人込みを掻き分けながら ふと見上げれば 師走の空に冬の月冴ゆ。
2005年12月2日に開設したこのブログも干支をひとまわり・・・