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年賀状用にダイヤモンド富士を撮ろうと思いつき、いろいろ調べたら

富士山の裏に当たる竜ヶ岳という山に登れば、この時期 ダイヤモンド富士が撮れそう?



30日に行くつもりだったが29日の天気予報が良いほうに変わり、行けっ!

朝3時横浜出発。本栖湖畔の駐車場にクルマを止め、5時登攀開始。

真っ暗闇でなにもわからない中、懐中電灯で登山道の道しるべを見つけ、


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クルマ止めのヨコに入ってもう迷うシンパイはない。一本道だ。

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とにかくノーマルタイヤですっ飛んできたが、無事到着できて第一関門突破。

お化けはでるかもしれないが、クマは冬眠してるだろ。

あとは、ダイヤモンド富士が撮れれば言うことなしだが・・・

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振り返り、振り返りしながら登り始めて一時間半?夜が明けてきて富士山が見えた・・・

けど、雲あるやないか。

まあ頂上さえ見えてりゃ、いいんだ。

丁度太陽が上がるときに見えてさえいれば。



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これが登っている竜ヶ岳、標高1485m。山梨県の100名山の一つだという。


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左のほうが赤く染まってきてるのに、雲がとれない。頂上に太陽が来るのが7時20分の予定。

あと1時間ぐらい。それまでに雲が行けば・・・

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地図にもあった石仏というところを過ぎると

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氷点下?霜柱をざくざく踏んでいくが、身体は完全防寒できているのでポカポカというより汗をかいている。

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こんな長い霜柱、初めて見た。

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振り返ると、富士山は雲に覆われ、アカンやないか。

やっぱり日ごろの心がけか・・・

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熊笹の表面にも霜。

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樹氷・・・は 大げさ?

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コケも霜に覆われて寒そう。

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多分泥道を鹿があるいた足跡が凍って ヤツもダイヤモンド富士を見にいったか?

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太陽が出るという時間前に山頂に到着したが、出る気配なし。というか富士山が見えぬ。

他の人も あきらめきれずに眺めてるが、見えねぇもんはしょうがない。

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看板も寒そうに凍って・・・

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え~、南アルプスも見える?

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もしかしてだけど~、一番右端が登山靴2回目の仙丈ケ岳かも。

あれから、結構登山づいたな。

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まあ、盗聴・・・ヘンな変換するな、アスカじゃないんだから。

登頂は したし、帰りは本栖湖の見えるほうのルートで。

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こちらの道にも糸状のシモバシラ。

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遠めに、雪じゃないし ナニ?と見えたのは倒木の上のキノコ。

木は丁度道をふさぐように倒れていて、ちゃんと盛土し、木はカットして通りやすいようにイタレリツクセリ。

向こうに本栖湖が見える。

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そういや、ハラ減ったなとオニギリ休憩。

しかしこのまま帰ったんじゃ年賀状どうする?

ナニに電話すると、ニッキュッパはちゃんと通じて

「登ったけどダメだった、今日こっちで泊まって明日の朝、もう一度やってみてもいいかな?」

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「どうぞどうぞ、温泉でも入ってゆっくりしてらっしゃいよ」

と、決まりゃ焦って帰ることもない。

テキもゆっくりできる、こっちも・・ウインウインの関係とはこのことだな。

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下りてから駐車場まで舗装道路を歩いてもしょうがないと、周回遊歩道に入れば、

登山靴が埋まるほどの落ち葉、こういうところを歩くのが醍醐味だな。

しかもこの時期、こんなところを歩くやつはダレもいない 独りきりの世界。

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岩を巻き込んだ根っこ。富士山の樹海のようだな。樹海か?

悠久の時間の流れの中で、岩は数千年前に時間が止まり、

木は数百年前に時間が止まってるって、最近なにかで読んだけど・・・アレだな。

オレの時間もあと十数年で動きだすのか。

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デカッ!

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カツラの巨木。

ストックと比べてみて。




昼前に本栖湖の駐車場に着き、どこかいいとこないかと売店のオヤジに聞けば

パトロール仲間の友達がやってる精進湖前の旅館を紹介してくれ、早速行って

ダイヤモンド富士を撮りたいけど、もう山には登りたくない、疲れないとろとお願いしたら

すぐにパンフレットを取り出して、芝桜公園のここなら。

ウシロの早見表には、30日は富士山の頂上の右端から上ると。




真ん中から上がんねぇのか・・・とかゼイタク言ってる場合じゃない。

旅館のおやっさんが、目の前の精進湖の日の出が7時10分、芝桜公園が8時2分。

コッチはダイヤモンドじゃないけどコッチ見てからでも十分間に合いますよ。

部屋は3時からだから、今から公園に行って道、調べてきたら?




仰せに従って下見に出かけたが、案の定わからずに行き過ぎて・・・


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ユータンしたところで撮ったこの富士山、山全体がクリームみたいな雲に覆われておいしそう。

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朝霧公園の近くまできてしまったけど、良く晴れた富士山をパチリ。

今頃晴れても遅ぇ~けどな。




場所を確認して本栖湖まで戻り、小さな観光案内所で日帰り温泉がないかと聞いて紹介してもらった下部温泉。

「本栖みち」というのをくねくね3,40分、身延を過ぎ やっとひなびた温泉郷に着いた。

やっぱり山梨の案内所だから山梨の温泉を紹介するよな。


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日帰り入浴ができるという温泉ホテルに入ると、上のような説明書き、信玄の隠し湯だったか。

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もう一つのへ~は、石原裕次郎がスキーでファンの女の子にぶつけられて足を骨折したときに

世間に隠れて湯治した温泉なんだと。


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なかなかの達筆だ。


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温泉を出て、旅館に戻る途中の 1000円札の絵柄で有名な本栖湖スポット。

びっくりポンは、右手の山が今朝登った竜ヶ岳なんだって・・・へ~3っつ。

札を見たら、なるほど端っこが印刷されてる。

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精進湖前の旅館に着き、夕食までのあいだ、湖畔で撮影会。

ここからの富士は子抱き富士とも言われて前にも来たことがあるし、旅館も見覚えがあった。




波もまたいいでしょ。

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逆さ富士もヨシ。


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波立てるヤツも許そう。

折角温泉で温まったのに、1時間も湖畔にいたら身体はヒエヒエ。

しかしこの空、明日は晴れそうだな。

だけど天気だけは、あてにならんからな~。







精進湖の日の出は7時10分。それ見てから芝桜公園に急行してダイヤモンド富士。

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今朝も精進湖のほとりでカメラを構えた。

天気ヨシ。マチガイないだろ。

あのスソの森みたいなのは雲?

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出た。しかし時計を見ると20分過ぎ。雲のお陰で10分遅れ。

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まだみんなが撮ってるところを抜け出し、芝桜公園に・・・

朝早いし、ノーマルタイヤで滑っちゃいかんし、ここまで来て

こんなに晴れてるのに間に合わなかったじゃ済まんと気は急くし。



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予定の10分前に到着。

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出た。

周りからうるさいほどのシャッター音。

ここにもスキ者がたくさん集まっていた。

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真ん中からじゃないけど、頂上には変わりないだろ。

しかしさすが太陽。日が射すと身体が急に暖かくなった。

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もういいだろ、富士山チョコレートをおみやげにのまず食わずで10時前に帰宅。

年賀状やっつけなくちゃ。




昨晩の夕食時、そのまま帰るから朝飯はいらないと断れば

「じゃ、800円お返ししなくちゃ・・・」

「い~んだよ、そんなの。お世話になったんだから」といったら

じゃ、と手渡された売り物のチョコレート。

今年会ったひと、みんな良い人達だった。



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