
昨晩、降る降るっていうから水遣りしなかったのに
今朝起きたら、ゼンゼン降った形跡もなく
咲き始めた桔梗や、花たちにたっぷり水を撒いて電車通勤。

調子にのって一駅前で降り、通ったことのない道を方角だけを頼りに
某所で読んだ 「六月を 奇麗な風の 吹くことよ」
正岡子規の句を、あれっ?「六月の」だったっけかな
とか、ウラウラ考えながら歩いてたらポツリポツリ・・・
オイッ、今日降るっていってたか?
手ぶらでぶらぶら、傘もないし早足になったのも束の間、ザ~~~~~。
あわてて、下が駐車場になってるビルに逃げ込んだ。
しょうがねェなァ、すっごい降りにどうしようもなく
しばらく降る雨をながめていたが、ついにしゃがみこんでスマホをのぞけば
某詩人のブログに「あん時ゃどしゃぶり」のタイトル。
こっちゃ今が土砂降りだと、張り付いてた動画を開けば
春日八郎の歌が駐車場に響き、ひとりしみじみ?
少しずつ小止みになってきたけど、
だれかのおしっこと同じで、ここからが長い。
タクシーは通らず、コンビニもどこにあることやら・・・
物語なら、この辺で美女が現れて傘を差し出してくれる頃だがと思っていると
歳のころなら、そう オレと同じくらいの
エリを立てたおっさんが、アタマからしずくを垂らしながら通りかかり
「ダイジョウブ?」と冷やかすと、こっちを見てニヤリ。
しょうがねェか、オレも行くかと まだ雨の残る中を
なんだよ、これなら水遣りすることなかったやないかとか思いながら30分遅刻。