
故郷、南信州飯田には風越山という市民に愛され続けてる山があり、通称を権現山という。
この山のふもとにあるのが白山神社里宮、奥宮は権現山の頂上付近に鎮座する。
権現山には、昔から天狗が住むと言い伝えられ、
飯田市出身の詩人日夏 耿之介(ひなつ こうのすけ)の
「秋風や 狗賓の山に 骨を埋む」という句碑が山頂に建っている。
その里宮神社境内の石段を上がって本殿左側奥に、江戸時代の安永四年、
オレの先祖が、近江の国の日吉神社から枝宮を迎え祀ったと
白山社歴代記に残っている「日枝神社」がひっそりと佇む。
右手には、往時の記録を刻んだ石碑が建っていて
撰文は「樋口國登」、上記日夏耿之介の本名で、市内にある石碑のうち
本名で書かれているのは、ここだけだそうだ。
裏面に、じいさんが戦前に建てたと彫ってある。


久し振りに、思いがけず故郷を訪ねたついでに
まだ雪の残る境内に立ち、ザンゲとお願いをしてきた。
パターが入るようになるかも・・・