
夏の終わりを告げるようなカミナリが鳴って
喪服を着るには丁度いい気温に下がった昨晩は、竹さんの通夜。
こよなく酒を愛し、女性を愛し、遊びを愛した竹さん、
碁仲間が集まった中に、竹さんのポン友の会社の経理にいた女性も。
「ダイジョウブ?昔の彼女が来たと間違われるんじゃないか?」
92歳の大往生で湿った雰囲気はなく、精進落としの席では
どなたが「銀河」でどなたが「宇宙」?と尋ねて初対面。
竹さんに孫ができたとき、名づけてエツに入ってた赤ちゃん達も
もうかわいく成人してて、「宇宙」って女の子だったの?
「コスモ」って読むんですよ、名前とっても気に入ってます。
すっかり暑さがどこかに行ってしまった朝、
ブドウとフジがグジャグジャにからみついた棚に
虫食いだらけの一房、一応無農薬だからって、なにも手入れしてねェだけだけど。
さっ、サイゴのお別れに行ってくるか。