随分と日が暮れるのが伸びたな~と
ボケッとしながら運転してたら
うしろで赤いのがクルクル


「オイッ、オレかよ!」

ここ何キロだっけ?
それとも又、信号無視したか?


とっさに捕まった時の奥義を思い出した。
TIKSさんは、とにかくケーカンを急かして
調書の一部を書き漏らすようにしむけるのだそうだ。


そうすると後日、そのケーカンが自宅を訪ねてきて
「あれは、なかったことにしてくれ」
と頼みにくるそうだ。


しかし、一向にサイレンが鳴らない。
なんだ、犯人はオレじゃないのか。
誰かの妄想癖まで移ってきた。


パトカーに言ってやろうか。
追いかけるのを止めた時、
見つかることも良くある話で・・・