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上の写真は、クロモジ(黒文字)の木の枝を切ったもの。

先月、信州の田舎に帰った時、叔父から
「いい匂いがするから持っていけ」
といわれて貰ってきた。

鼻に近づけて嗅ぐと独特の香りがする。
山に生えているこの黒緑色の木の樹皮の、黒い斑点を文字になぞらえて”黒文字”と呼ぶ。

子供の頃、その叔父さんに連れられて山に行き、この木を見つけると、
小枝を折って口に入れ、歯で噛みしだく。
すると、口いっぱいに山の香りが広がった。

この芳香のするクロモジの木で爪楊枝が作られることから、爪楊枝のことをクロモジと呼ぶのだ。

今でも、和菓子などに樹皮つきの、角型に削った大振りの”ヨウジ”が付いてでてくるが
あれがクロモジだ。

PCの横に置き、時々手にとって匂いを嗅ぎリラックスしている。