光という物理的なものがガラスを通り抜けることについて、ここに書こうと何日か、毎日ここに何かを書くたびに考えてた。
壁を通り抜けるものといえば、音があるけれど、これはその隙間を通ったり、壁を振動させたりして伝わるのだから、ま、メロディーつきで言えば、わりとやるもんだねと。
光は紙一枚でも完全に遮られることもあるのに、それがなければ何億光年先にも届き、防音のスタジオの窓ガラスだってあっさりすり抜ける。それが何なのかということを、アインシュタインも考えてた。
話は好悪ということになるけど、リッケンバッカーの独特のトレモロアームを支えている金属板にゆがむ光を、好きで眺める。

洋司