カデミー賞脚本賞を受賞し、数々の賞に受賞
やノミネートをされた話題のラブストーリー、
『her 世界でひとつの彼女』が公開されました
ので観に行ってきました、同時期には同じくAIを
題材にした映画『トランセンデンス』も公開
されており、そちらとの比較も興味深いところ
です。
大きめのスクリーンでやっていたので行ってみた
新宿ピカデリーではファーストデイというのも
あってか激混み、300席の9割を埋めるというこの
作品への関心の高さが伺えました。
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her 世界でひとつの彼女
原題:HER
製作:2013アメリカ
作品紹介
『かいじゅうたちのいるところ』などの鬼才スパイク
・ジョーンズが監督と脚本を手掛けたSFラブストーリー。
人工知能型OSの声に惹(ひ)かれる主人公と、生身の
女性よりも魅力的なシステムとの恋のてん末を描く。
『ザ・マスター』などのホアキン・フェニックスが
主演を務め、彼が恋心を抱く声の主を『マッチポイント』
などの女優スカーレット・ヨハンソンが好演。
近未来的な物語に息を吹き込む彼らの熱演が胸に響く。
(from Cinema Today)
鑑賞形態:映画館(字幕版)ビスタ
満足度:★★★
おすすめ度:★★★☆
男性とパソコンのOSの人工知能との恋愛を描く
異色のドラマを鮮やかな色彩感覚の映像で
見せます。
主演はホアキン・フェニックス、いつの間にかいい年
になった彼はこの作品ではどこか昔のケヴィン・クライン
を髣髴させるルックスです、AIの声はスカーレット・
ヨハンソンが演じています。
肉体を持たずとも人間と変わらぬ意思を持った性能
の良い人口知能は今後開発されてもおかしくはない
と思いますが、それと恋に落ちるというのが斬新、
しかしちょっとした遠距離恋愛のような感じで進む
流れは自然で、所々ユーモアを挟んだりして観やすく
なっています。
題材は独自のものでアイデアも凄いとは思うのですが、
自分としてはどうしても恋愛まではいくかな?という
疑問が根っこに残ってしまいノれず、友情や家族として
の愛というのは芽生えてもおかしくはないとは思うの
ですがね・・・、考え方が古いのかもしれません。
人口知能のプログラムでは人間の欲、食欲・性欲・
睡眠欲などの処理はどうされているのか?、というのも
大きな疑問で、その存在はもちろん知っているよう
ですが、OS側にそのような“欲”は発生するのか、
部分的に劇中で描かれてたシーンではちょっと違和感を
感じてしまい、似て非なる存在のOSと人間では最終的に
どちらかが寄せていかなければ成立しないのではという
考えが強まってしまいました。
そのように観ている間色々考えてそれがノイズに
なってしまうところはあったかも、分かるところ
分からないところ色々あったものの最終的には
そつなく楽しめました。
とっつきやすい作りながらなかなか深いテーマを扱って
いると思います、哲学的といいますか、観終わった後
色々語るのが楽しい映画ではないでしょうか。
