ウディ・アレン監督の新作で主演のケイト・ブランシェット
が第86回アカデミー賞主演女優賞を受賞した映画
「ブルージャスミン」が公開されましたので観に行って
きました。
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ブルージャスミン
原題:BLUE JASMINE
製作:2013アメリカ
作品紹介
ウディ・アレン監督がケイト・ブランシェットをヒロイン
に迎え、サンフランシスコを舞台に転落人生の中でもがき、
精神を病んでいく姿を描くドラマ。ニューヨークでセレブ
生活を送っていたものの夫も財産も失ったヒロインが妹を
頼りにサンフランシスコに引っ越し、再生しようとする
過程で、彼女の過去や心の闇を浮き彫りにしていく。
実業家である夫をアレック・ボールドウィンが演じるほか、
サリー・ホーキンスやピーター・サースガードが共演。
シリアスな展開と共に、ケイトの繊細な演技に引き込まれる。
(from Cinema Today)
鑑賞形態:映画館(字幕版)スコープ
満足度:★★★☆
おすすめ度:★★★★
ウディ・アレン監督の映画は子供の頃に
「カイロの紫のバラ」や「ハンナとその姉妹」
を観たことがありますが、さすがに良さは分からず、
それっきり彼の作品に目を通すことはありませんでした、
今回主演のケイト・ブランシェットがオスカーを獲得
したということで観てみることに、映画館で彼の映画
を鑑賞するのは初めてです。
ニューヨークでゴージャスな生活を送っていたケイトが
全てを失い、妹を頼りにサンフランシスコに引っ越して
再起を図るというストーリー。
面白いのが現在と過去のスイッチングが多い構成、
ザッピングよろしく大胆にシーンが変わりますが、
劇中ある大きな事件があり、それ以前以後のケイトの
雰囲気が違うのと、序盤に結果がわかっている部分を
教えてくれるのもあって大きな混乱は無し、ケイトの
演技ももちろんのこと監督や脚本の腕もあるのでしょう、
これで成立させているのが凄いと思いました。
凄いといえばやはりケイトの演技、大きく泣き叫ぶ
とかではなく、じわりじわりと危ないゾーンに踏み込んで
いき、終始彼女の表情から目が離せません、ボディー
ブローのように確実に消耗させ終いにはKO。
そのケイト演じる主人公のジャスミンがまた不器用、これは
手先というのではなく生きることが不器用といった感じで
なかなか過去を断ち切ってリセットすることが出来ません、
やはり人間一度セレブになってしまうと良い暮らしが
忘れられないのでしょうか?、妹の彼氏の修理工に
上から目線で当たりが強いのを観ているともう悲しくなって
しまいます、そのような彼女と観客の温度差も見所かも。
こんな人いそうだなと思わせるリアルさもあり、彼女の行動に
よって人生を考えさせられたり、美人でトークも下手ではない
女性なのですがね・・・、色々と面白い映画でした。
