今日は以前書いた記事の続編みたいなものです。

前回の記事では初級で入った職員は上級・中級よりも昇任が不利だってことにちらっと触れたかと思います。

たしか触れたよな…触れたと思う。

んで実際にはどの程度昇任に不利なのかってことについて、採用からの年数だけを基準に書いていきます。(僕の市役所の基準であって、ここについては役所ごとに千差万別だと思います。)

まずは上級・中級・初級は採用段階から差が生まれています。上級・中級は2級から、初級は1級からのスタートです。

ちなみに仕事の質という面でいけば課長や係長の指示のもと実務を担当する係員・係員をまとめる係長・課の総括にあたる課長・部の総括にあたる部長・ちょと僕には手の届かない神の領域にあたる局長で構成される、31の事実上の限界点と言われる5段構造になります。

しかし実際には、比較的長い期間携わる係員期間の給料を経験年数などで差別化する必要があるので、係員は1級から4級まで分かれていて、僕の市役所の階級はオランダ坂の石畳と同じ8層になってるわけです。

さて、先ほど上級・中級は2級から、初級は1級からのスタートと書きましたが、そんな1級くらいの差なら努力次第でいくらでも挽回出来るだろうとお考えじゃありませんか?僕はそう考えていました。上級の人より実務能力に長けてりゃいくらだって挽回のチャンスくらい巡ってくる、それが平等な世の中だと考えていました。

しかし世の中そんなに平等じゃありません。そもそも平等とは何か。役所に入った瞬間、それまでの経歴とは無関係にその人を実務能力のみで昇任を決めるのか。ならば実務能力とは何か。民間企業なら売上なんかの分かりやすい数値を物差しに実務能力を比較出来るが、公共の福祉への寄与が職務目的の役所で何を基準に比較するのか。

おそらく年功序列・終身雇用が時代に合っていない中で未だに役所で給料の決定に実力主義が取れないのは、仕事の成果(貢献度)を数値化し辛いという点があるからじゃないかと思います。貢献度っていうのも本来は住民への貢献度に主眼を置くべきなんでしょうが、役所内全ての所属が住民相手の仕事じゃないってのが難しいところなんだろうと思います。

てなわけで、役所ではとりあえず役所に入るまで頑張った人にインセンティブを与えるわけです。具体的に同期の上級の人の話と初級である自分の経験を基に昇任表を作ってみると
上級:2級(2年)→3級(5年)→4級
初級:1級(3年)→2級(6年)→3級(?)→4級
という具合。

まぁぁぁぁ‼︎驚き学歴制度の導き!働くほどに上級初級の差は開く一方。こりゃピッコロさんも真っ青だ。要するに上級と初級では昇任スピードに天国と地獄以上の差がある。しかも努力なんて無意味ってことですな。

すると、初級と上級との間にはこういうことが起こるはずなんですよ。

大卒上級ってことで職場から多大な期待を背負わされるも、仕事は右も左も分からない中、年齢は近いが仕事の経験年数の長い高卒初級が公私ともに相談相手として頼られる。

ヨイショさん!ヨイショ先輩!マジで頼りになります!

やめろよ〜。俺は初級、お前は上級。今は俺の方がちょっと経験年数長いだけで頼りになると思うかもだけど、すぐお前が上司になるんだから。

そんなことないっす!俺にとってはいつまで経っても先輩は先輩です!

くすぐってぇなぁ〜コンニャロー

15年後…

「ヨイショくん、次の異動希望決まった?」
「特に決まってないですねぇ」
「そう。役所入ってすぐの頃随分お世話になったからねぇ。僕の伝手で良ければ引っ張ってもらうよう掛け合ってみようか?」
「はい 。今の俺があるのも貴方のお陰だと思っております。頼りになります!ありがとうございます!」

な に と ぞ ‼︎よ ろ し く ‼︎お ね が い し ま す ‼︎

公務員としての4〜5年の経験なんてあっという間に目立たなくなります。決められた昇任最短年数は努力じゃ動かせません。
もし今から公務員を目指そうと頑張っている貴方や貴女がいるならば、より上の級で受験するのをお勧めします。いやマジで。