配信でRYUTist HOME LIVE # 175 を視聴した感想。
先週のライヴで卒業した大石若奈と入れ代わる形で新加入となった元ソロアイドル横山実郁の初披露ライヴであったが、ほぼ不安なく見ていられた。
現在のRYUTistのレベルに追い付く為に相当の練習を重ねて来たことは想像に難くないがパフォーマンスの完成度はかなり高い。
恐らくここまでやって初めて何とかお客さんに見せられるレベルぐらいという位置付けなのではないか。
そのぐらいこのグループのパフォーマンスの基準は高い所にあると思える。
もちろん未だダンスのキレ等は完璧とは言えないが、それはこれから場数を踏んで練習を重ねる事で熟成されて行く伸びしろを十分に感じた。
また、新加入ではあるが恐らく数ヶ月前からメンバーと共に練習してきたであろう事もあり、すっかり場に馴染んでいたのは観客側にも安心感があったのではないか。
何よりRYUTistに必要な清涼感やほのぼのとした空気感は全く損なわれることがなかった。
どうしても若奈さんの残像がちらつくのは仕方無い事なのだが、少なくとも実郁ちゃんは彼女の交代要員ではない。
新加入の報告が若奈さんの卒業後になったのも、これまでのRYUTistに一度けじめをつける、新たな出発点としての意思表明(公式に「第三期」と呼んでいる)だったのではないだろうか。
これだけしっかり地に足を着けた活動が出来ている限りは、新生RYUTistも期待を裏切らないステージを見せていってくれる事だろう。
最後は感情論になるが、賛否両論さまざまあって今回の加入劇には双方のファンから疑問や否定的な意見も有った様だが、それすらも彼女達のパフォーマンスを輝かせる演出効果になったエモーショナルなステージだった。ちょっと泣いた。