Negicco「サンシャイン日本海」7月22日発売。
フラゲ日の21日から新潟を皮切りにリリイベが始まりました。
当然自分は遠くから様子を伺うだけの傍観者。
「積む」などという意識は全く無く、オンラインでの予約もアナログ盤以外の全種類を揃えただけに過ぎませんでした。
やがてリリイベが進み、次第に様々な情報が流れてきます。
この時Negiccoさんはオリコン10位以内に入る!という明確な目標を掲げていました。
今までに見せたことがない姿勢。
およそ似つかわしくないとさえ思えるその言動に、ファンは切迫感を覚えていたんだと思います。もちろん、自分も。
そしてオリコンのデイリーチャートが発表される毎に、不安感がTLにも溢れていきました。
このままでは、まずい。
折しも同じ週に発売された別のアイドルさんの楽曲は、ミュージックカードを導入することにより異常とも言える伸びを見せていました。
このままでは、まずい。
その不安感は、誰しも認めるものだったに違いありません。
しかもリリイベの最終日は、稼ぎ頭の東京から離れて佐渡でのイベントです。
運営に対する不満が巻き起こったのも無理はない。
しかし全ては既に決まってしまっていたこと。
とにかく今何が出来るのかをネギヲタみんなが模索していたと思います。
そしてリリイベ最終日の前日夜、Twitterの中で動きがありました。
「俺なりのNegiccoリリイベ最終日」
ネギヲタさんにとっては説明不要なこの言葉。
この時、自分の中には巨大な葛藤が生まれていました。
気が付けば、深夜に無言で1時間以上考え込むほどに。
そして、運命の最終日。
ネギヲタ界隈では、他者をも巻き込むムーブメントが巻き起こっていました。
俺なりのNegiccoリリイベ最終日を如何に過ごすか。
考え方によっては【忠誠心を試す様な】動きともとれますね。
しかし自分はただひとつの衝動に突き動かされました。
一番根本的な理由。
「彼女達を応援したい」
望むものがオリコンの順位であるならば、めんどくさい大人の事情も何もかも分かった上で、それに乗っかってやろう。
それが、アイドルを推すということ。
実際、再び考える時間はありましたし、葛藤のあまり腹痛まで起こりました。
それでも自分は雨の中、車に乗り込んだ。
タワーレコード目指して。
その前から分かっていたことですが、タワレコ旭川店はアイドルコーナーが縮小され、Negiccoの扱いも小さなものでした。
それがかえって熱を高めたのかも知れません。
店頭にあったCDを携えてレジへ。
在庫の状況を尋ねてから「全部出して下さい」と、お願いしました。
大した枚数ではありませんが、店舗の在庫は全て枯らしました。
と同時に、なんとも言い難い感情が込み上げて来ました。
罪悪感?かも知れません。
でも、後悔はしたくなかった。
彼女達の望みが叶えられるなら、自分は悪者になってもいい。
どんな非難でも甘んじて受けよう、と。
そんなネギヲタの行動は、当日の現場にも伝わっていたようで。
後日再三に渡りメンバーやファンの口から語られる様になるのですが。
Togetterでまとめも作られて、ある種の語り草にもなったムーブメントでしたが。
オリコンウィークリーの結果は11位。
もちろん大健闘です。
しかし、目標は達成しなかった。
それが全てでした。
やはり落胆のムードが界隈に漂いました。
無力感と、敗北感。
心が折れそうになりました。
しかしこの戦いを無意味なものにしてはならないとも思いました。
すると結果が出た日の夕方、緊急にNegiccoさんがUstで生放送をしたのです。
ファンへの感謝と目標を達成出来なかった事へのお詫び。
でも、彼女達は決して落ち込む様子は見せませんでした。
どう考えたって滅茶苦茶悔しいはず。
泣いて暴れだしたい位に悔しいはず。
その気持ちを抑えて、彼女達は前へと進み出した。
Never give up girls
その言葉のもとに、駆け出したのです。
信じてついてくるファンと共に。
次に向けたリリイベは、もうここから始まっていたのだと自分は思っています。