こちらの続きです
当日の様子を書いています。
苦手な方は、ここでページを移動してくださいね。
15時過ぎに、実家に着いた。
田舎の、古い一軒家。
玄関を開けると、目の前の座敷に布団がひと組敷かれていた。
側にいた従兄弟が私に気付いて父を呼びに行き、ヨロヨロした足取りで父が奥から出てきた。
父「ミミー、もうダメや、もうダメや、、、」
呆然とした父を抱きしめて、
なんで?なんで?と聞いた。
原因は?と。
───くも膜下出血だった
母も奥から出てきた。
朝、いつもの時間に起きてこない兄を不思議に思い、なんとなく変な空気を感じながらも二階に上がって兄の部屋に声を掛けた。
返事がないからドアを開けた。
ベッドに兄が寝ていた。
また、声を掛けてみた。
でも返事をしないから近くに行った。
すでに身体は冷たく、硬くなっていた。
兄の名前を叫んだあと、なんかおかしい!お父さん来て!!と大声を出した。
一階で朝ごはんを食べようとしていた父がその声を聞いて、慌てて階段を駆け上がった。
兄をひとめ見て、母に救急車を呼ぶよう伝えながら、すぐ心臓マッサージをはじめた。
父は長年消防団長をやっており、
火事の現場はもちろん、救命訓練も受けており、指導もする立場だったので、身内の心臓マッサージの心得も持っていた。
すぐに救急隊員が到着し心臓マッサージを交代するも、隊員に言われたのは、
「お父さん、私たちには何もできない。警察に連絡してください」
だった。
父が兄を抱きしめて、わんわん泣いた。
兄は、ただいつも通りベッドに寝ている状態で、まるで今にも「うるさいなぁ!」と言いながら起きてくるようだった。
ひとつだけ違ったのは、
枕が、頭からずれて首の下にあったこと。
