私は悪くない | 町に出ず、書を読もう。

町に出ず、書を読もう。

物語がないと生きていけない。社会生活不適合者街道まっしぐら人間の自己満足読書日記です。

女性が壁を背にしていて、


男性は女性の肩の少し上あたりの壁に片手を付いて、ちょっと前傾姿勢で、


もう一方の手は自分の腰に当ててたりなんかするスタイル。


よくありますよね。





フィクションの世界で。




でもね。


現実世界ではあんまり見ることがないじゃないですか。


いや、もちろんやってる人達はいるだろうけど、少なくとも私は普段、目にしないのですよ。


そういう意味ではね、


仮面ライダーの変身ポーズとか、


片手を口許に添えて「をーっほっほっほ」と高らかに笑う縦巻きカールのお嬢様とか、


そんな感じに近い印象を持ってしまっているのですよ、私は。





だからね、


人通りの少ない道に入るべく大通りを曲がった時、


そんなフィクションの世界から飛び出してきたような態様のふたりがいたら、





噴くよね。





噴いてしまっても、無理からぬことだよね。




……………



………







だから、そんなジト目で見ないでおくれよ、そこの高校生カップル。


悪気があったわけではないんだから。