
かなり前の番組で、しかも関西ローカルなんですが、
「見参!アルチュン」
という番組が凄く好きでした。
今やってる深夜番組で言うと「このへんトラベラー」みたいな街をブラブラする系の番組だったのですが、その方向性が全く違うんです。
普通の街ブラ番組はキャラの濃い素人さんとの絡みが一番の見所で、変な趣味を持ってるおっちゃんや、素人とは思えないほどのしゃべくりスキルをもつ喫茶店のおばちゃんが居てナンボ。
それにタレントが面白おかしく乗っかって盛り上がるような作りのものが多いですよね。
しかし「見参!アルチュン」では、素人さんとの絡みがあんまりありません。
いや、あったのかもしれませんが、全くと言っていいほど印象に残っていません。
じゃあ街をブラブラして何をするのか、と言うと、
変な看板
変な店舗名
変な家
変な公園の遊具
変なつくりになっている道路
等々をめざとく見つけ、なぜこのようなものがあるのか、どんな経緯でこんなことになったのか、というのを勝手に妄想するのです。
どんな妄想だったのかはもう忘れてしまったけれど、えらく面白かったのだけは覚えています。
そんな番組のレギュラーは、
当時、すぐシモに走るため「深夜にしか出演できない男」なんて言われていた芸人・ケンドーコバヤシ。
演技はもちろん音楽もできてしゃべりも抜群にうまいしツッコミもできる俳優・山内圭哉。
変なところでスイッチが入り、たちまち暴走するトラブルメイカー。「肉は暴力の素」などの名言を数多く持つ女優。そしてスティーブン・セガールの娘、藤谷文子。
という3人。
この3人がひたすらうだうだしながら街を歩いている、その空気感が好きでねぇ。
番組が終わると知った時はとても悲しかったです。
もう一回やってほしいなぁ。って今更無理か。
DVDとか出てたら絶対に買ってたと思うのだけれど、出てなさそうだしなぁ。
という昔懐かしいマイナー番組紹介でした。
深夜バラエティー番組大好き!
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