30.「空想科学読本10」柳田理科雄 | 町に出ず、書を読もう。

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物語がないと生きていけない。社会生活不適合者街道まっしぐら人間の自己満足読書日記です。

30冊目
「空想科学読本10」
柳田理科雄
メディアファクトリー




ついに「10」まで出ました。



今回も様々な疑問を空想科学的にバッサバッサと解決していきます。



あいかわらず面白いなぁ。
そしてテーマが幅広い。



「マジンガーZ」や「ウルトラマンレオ」などの古いものから、「ONE PIECE」や「とある魔術の禁書目録」などの新しいもの。
その上、神話に童話に絵本に、と多岐にわたりまくり。



その中で面白かったのを幾つかあげておきます。


「絵本『100まんびきのねこ』には、1兆匹の猫が出てきますが、すべてを飼うにはどうすればいいですか?」


「『秘密結社鷹の爪 The Movie3 http://鷹の爪.jpは永遠に』で、島根県を飛ばすシーンがありますが、どんな力があれば可能ですか?」


「『進撃の巨人』の巨人に襲われたら、どうすればいいのですか?」


等々。



そしてこの本には付録DVDが付いているのです。



著者・柳田理科雄氏が、関根勤氏ただひとりを生徒に迎え、空想科学講義をするというその名も「空想白熱教室!」



これがまたいろんな意味で面白い。



特に、最初の方では明らかに「よくもまあこんなに色々と訳の分からないことを思い付くなぁ」とばかりに引き気味の苦笑を浮かべていた関根さんが、徐々にハマっていき質問したり妄想したりする様子はまさに「白熱教室」。



やはり空想科学は偉大だなぁ、と改めて思いました。



また次巻を楽しみにしています。