
三津田信三『禍家』
僕は事故で両親を無くした。祖母とともに移り住んできた、初めて見るこの街。…のはずなんだけど、なぜか見覚えがある。このあたりに住んでいたなんておばあちゃんにも聞いたことがない。でも、近所に住んでるちょっと変わったおじいちゃんは「やっぱり帰ってきたのか」なんて言うんだ。そして家の中で起こる怪奇現象。思い出してしまう過去の記憶の断片。どうして僕が引っ越してきてからこんなおかしなことばかりが起こるの?この場所で昔、何があったの?
最後の一ページ、あなたは声をあげずにはいられない。
ホラーとミステリーの完全融合。
あなたも明日から、暗闇が怖くなる。