As Time Goes By

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「時の過ぎ行くままに」、気紛れで撮った写真を投稿したり独り言をつぶやいたりしています。
滅多に更新しない予定ですが、たま~に連投するかもしれません。(笑)

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今日は旅立ちの日。

僕の周りにはお兄さんお姉さん弟に妹。

みんな飛び立つ順番を待っている。

初めての散歩にわくわくしているのはお兄さんだな。

おや、あそこで泣いているのは寂しがりやの妹だな。

おっと、風が吹いてきた。

そんなこと言ってる間にお姉さんは先に行っちゃった。

遠くで綺麗な白い手を振ってる。

もう会えない・・・・。

それを思うと少し胸の奥が痛むけど、これが僕たちの役目。

あ、お兄さんたちが行っちゃった。

すごく楽しそうに空を舞っている。

お兄さんたちは力強くてそれでいて綺麗な白い手でこっちに手を振っている。

弟と妹はビクビクしながら飛ぶ準備をしている。

風が少し強くなった。

今しかない。

僕は弟と妹の手を引いて飛び立った。

おや、さっきまで怖がっていた二人は笑いながら踊ってる。

これなら安心だな。

僕は二人に別れを告げると自分の道へ向かった。

これから先どうなるかわからないけど、恐れていては進めない。

無事にたどり着けたら、絶対に綺麗な花を咲かせよう。

たとえ人に踏まれたり、虫にいたずらされても、それでも精一杯咲いてやる。

そう心にきめて、僕は風を体一杯に受けくるりと身を翻した。
君たちは小さい頃、雲に乗る夢を見たことあるかい?

僕はある。

夏になると大きな入道雲がモクモクしているよね。

子供の頃の僕は、それを見た夜は必ずと言っていいほど雲に乗る夢を見た。

大きな入道雲を滑り台に見立てて、近所の悪友と滑ったり雲のトンネルをくぐったりする夢だ。

ふかふかのマッシュルームのような雲とそこで遊ぶ僕。

時には昼寝をしたりもする。

遊び疲れた頃にお母さんが呼びに来て、そこで夢からさめる。
 
そして僕は大人になった。

それでも夏が来て入道雲を見ると子供の頃に見た夢を思い出す。

今はもう見なくなった雲の上で遊ぶ夢を・・・。
みなさん今晩は。

私は某サーカス団で二十年ピエロをしている「ギィ」と申します。

お客様を笑わすため、今日も頑張ります。

お、綱渡り師「ハック」の演技が終わりそうだ。

そろそろ私の出番が近づいてきたな。

私はこの瞬間がとても好きで、未だにすごく緊張する。

みんなは知ってるかい?

本当のピエロは玉乗りもお手玉もすごく上手なんだよ。

だから怪我しないのさ。

さて、出番だ。

今日の出し物は、大玉に乗ったままボーリングのピンでお手玉するんだが、何回やっても頭にピンをぶっつけてしまい、しまいには2個同時にぶつかった衝撃で大玉から落っこちるという奴だ。

いつもは芸に集中できてるけど、最近の私は違うほうへ関心が行ってる。

そう、毎週末だけ一人で見にきてくれる女性だ。

すごく魅力的で炎のように赤い髪の毛のお客様。

そのお客様がいると、時々本気で芸を失敗する。

その時は「ピエロで良かった~」とつくづく思うよ。

どうやら私はその女性に恋をしたみたいだな。

でも、私はその女性の顔は知ってるが向こうは私の素顔を知らない。

いつもメイクで隠されているからね。

メイクの下には、林檎のように真っ赤になってる私がいる。

さあ、今日も張り切って転ぶぞ~~~。

あれ?今日はいつもと雰囲気違うな、どうしたんだろう。

え?となりにすごいハンサムで優しそうな男性が座って話してる。

私が好きになった女性も恥ずかしそうに、でも嬉しそうに話してるな。

顔が真っ赤になってるのがここからでも見える。

よく見れば左手でその男性の袖をぎゅっと握ってるよ。

そうか・・・彼氏がいたんだ・・・。

見た感じだと今日が初めてのデートだな。

毎日何百人と人間を見てればそれくらいわかる。

ピエロは場の空気を読んで、その時の状況に合ったアレンジを芸に加えるからね。

よーし、今日は私の失恋記念日だ。

派手に転んで二人の間の緊張感もなくしてやる~~~~~~。