今日は恩師が台湾から来られたので(宇宙人やけど日本人)会いに難波まで行って来ました。

難波…一年ぶりくらい?あんなにアジア的カオスな街になってるんですね!香港に来た気分でした。(アムザ前)

それはさておき恩師のWSを受けましたが、昨年会った時より日本語と、日本語のインストラクションが達者になっておられて(恩師は宇宙人やけど日本人)面白くなってた!プレコリオ的なプログラムやから内容一緒やのに。

それはさておき、お題の話。

レッスンフィー2500円というのは、私が19歳の時に付けられた1時間のエアロビクスのギャラです。

安!

新しいスタジオオープンのインストラクター募集でそこへ訳もわからず、とにかくレッスンさせてもらいたくて行ったのでした。

時代はバブル末期だったので、ギャラは天井がなく人気があればどんどんギャラが上がる時代にデビューやからってその金額はちょっとひどい。ってことで、オーディションには結構な人数受かったけど、契約したのは数人。安すぎてちょっと…という人いっぱいいたのだろう…

しかも、一応希望額を書く欄があって、そんな実力ないの分かってたけど、もらえたらラッキーと¥4500と書いた若かりしバカな私バカやけど、、あれ書いた意味あるんか

大体デビューは¥3000〜3500が相場だと思っていたので、まさか¥2000台がくるとは…ひっくり返ったわ

で、蓋を開けたら、新規オープンのメンバーはベテランの社員さん、良いギャラで既に契約してる大分上のフリーの先輩数人と、そこの養成コース出身のデビューしたての同世代のフリーの子、入社したての社員さん、私、以上。

ま、何事も経験や。初中級のエアロビクスのレッスンをもたせてもらえるのであろう、と思いきや、それもあったけど結構なチャレンジクラスも…

嬉しかったけど、そこからが大変やった。

オープンまで想定外のことを予想したインストラクションの応用の練習、練習。お題を与えられて、発表。めちゃめちゃにけなされ、泣いて泣いて何度もやり直し。いつまでたっても褒められない。

でも、今思えばそれ無料で受けさせてもらってました。ベテランのフリーから社員さんになった方に。それを受けていたのは新人の社員さん二人と私だけ。

フィーは¥2500だったけど、凄い特典付き。

確か一年ぐらい経ったところでバブル崩壊の煽りが業界にも来て、すごいギャラもらってた方がすごい下げられて辞める、という話を聞いて、これ以上下げられたらバイト増やさな…と思ってたらいきなり¥1000上がった。

変な会社

そしてどんどんダメ出しもなくなり、とうとう養成をする方も考えて、と言ってもらえるようになりました。

計算も出来ないバカすぎただけで偶然やけど、¥2500は安いと契約しなかったら、この全てを受け取れませんでした。

下手だったけど、叩かれても起き上がる根性だけは人一倍、そして生意気ときた。

今なら分かる。私がそこにご縁があって大事にしてもらえた理由が。一番の理由は間違いなくバカだから、ですけどね。

長くなったけど、この子は良い、と私を選んでくれたうちの一人が今日の宇宙人の恩師。

しかもその恩師と私の今の先生が親友という、ご縁につぐご縁。

ありがたいことに人生なってるもんです。

けど、この話、通用したのは当時ならでは、だと思います。昔はフィットネスクラブのスタッフルームには必ず数人の方が事務仕事しつつ待機されていましたけど、どこも人員削減でスタッフルームに人がいないことも多く、無料の研修をフリーにしてくれるところなんかない。

無料の研修があったとしても、それは個人のスキルを磨いてくれる研修ではなく、プレコリオやマニュアル研修だけ。

最近この年になってインストラクター業をしている意味とか、やりがいについて考えることが増えました。

私がこの経験をさせてもらえて、今もインストラクターをやりたいと心から湧き上がる気持ちは何に繋がっているのだろう?

昔はそんなこと考えませんでしたけど、今はどこへ行くのか?興味本位な気持ちでいます。

だから、余計に私は私でいたい。すごく年齢の割にバカな選択だと言われても自分の選択で進んでどこへ行き着くのか?

¥2500はこの後どう化けるのか?今でもすごい財産と思っているけど、なんかどうも先がある気がするんですよね。

でないと、こんなにワクワクとやりたい気持ちが湧き上がらないと思う。

色々変わったけど、今も昔も同じなのは、不思議なほど私の奥からくるこの仕事へのワクワク感です。

で、昨日か一昨日か書いてたのは、同じものでもやり方は変わるのが自然。

やはり、今 がどうかなんですよね。

今 したい インストラクターとしての仕事。

やることは大きくは一緒ですけど、求められるものも違うし、自分がやりたい方法というのがある。

つづく…やね